quexpo http://www.quexpo.com/htdocs/mt/ en-us 2008-08-29T21:48:52+09:00 誰そ彼フライヤー http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000156.html *「今回の誰そ彼はフライヤーを作成しました。イラストはなんと風眠庵書き下ろしの琵琶法師!風眠庵さんとデザイナーさん(宮原さんのご友人)、ノーギャラにも関わらず良いものをこしらえてくださり、本当にありがとうございます。印刷屋さんに発注するような本格的なフライヤーを作成するのは初めての事なので、どんな反響があるのかとても楽しみです。 明日以降各地で配布する予定です。 それと、先週末の本願寺ライブに来てくださった大きいお友達のみなさん、ありがとございました!ステージ張り付きだったもんで、ほとんど誰とも会えなかったけれど、お蔭様でとても良いイベントであったと思います。我等がボランティアスタッフ勢も4年目にして漸くコツを掴んできた感じで、寡兵ながらも少数精鋭でありました。 演奏のほうは個人的には中原昌也さんとエマーソン北村さんが良かった!それと本番でやらなかったのが残念だけれど、リハーサルでかせきさいだぁがちょっとだけ歌っていた"さいだぁぶるーす"。夏の喧騒をゲリラ豪雨が強奪していく情緒皆無なこんな夏も、彼の歌声のおかげで諦めがつきそうです。早く落ち葉の季節へと走り出したい。▼... ▼ たそがれ Takuya Endo 2008-08-29T21:48:52+09:00 誰そ彼Vol.12のお知らせ http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000155.html *「誰そ彼Vol.12の開催が決定しました! 今回はサーファーズ宮原さんのセレクトで、大変豪華なご出演者達が登場します。 皆様是非とも遊びにきてください。 また、加藤さん書下ろしのかっちょいいイラストでフライヤーも作りました。 今週末から配布を開始しますので、見つけた方は手にとってみてください。 『 誰そ彼 Vol.12 』 - curated by 宮原秀一(サーファーズオブロマンチカ) 日時:2008年9月27日 17:00開場 17:00開演 場所:神谷町 梅上山光明寺 料金:1500円 with 1drink (限定予約制) 【 予約について 】 2008/9/7 17:00より、誰そ彼ホームページにて受付致します。 ※定員に達し次第締め切らせて頂きます(先着順) 誰そ彼ホームページ http://www.higan.net/blog/tasogare/ 出演: 演奏 ・曽我部恵一 ・ロボ宙 & DAU ・君COCO DJ ・K.E.I.(VOVIVAV) ・宮原秀一... ▼ たそがれ Takuya Endo 2008-08-27T01:15:47+09:00 文藝怪談実話 http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000154.html *「夏でなくとも年中怪談は好んで読んでいますが、夏となると出版が多くなるので特に嬉しいです。中でも東雅夫さん編の文豪怪談傑作選シリーズはとても面白いのでいつも楽しみに読んでいます。この7月に出たのは特別篇第二弾の『文藝怪談実話』。これが兎に角恐くて素晴らしいので読み終えたばかりですけど紹介したいと思います。 まずはタイトルに掲げられている"実話"という二文字。これは、その文章の書き手が実体験した、または人づてに聞いた実体験を記したものであるという事を示しています。怪談実話は創作怪談または怪談文学とは似て非なるものであり楽しみ方も違うのですが、時に怪談実話が怪談文学を超える詩情を垣間見せる瞬間があります。実体験だけに話に想いが宿っているのでしょう。そういう話が正に『文藝怪談実話』であり、この本に多く収められています。うまいタイトルをつけるなあと感心しました。 その視点で僕が気に入ったのは都筑道夫さんの『夜の寺』でした。お寺で百物語の会をやった後に参加者達が次々と奇禍に遭うという話で、最初に亡くなってしまうお寺の娘さんの何となく達観しているような物言いや、都筑道夫さんにとっての彼女の印象など。淡々と描きつつも愛着がこぼれていてとても切ない。 そして、"実話"と謳っている以上はやはりリアリティがあるので、恐がらそうとして書いている創作怪談を恐怖面で上回ってしまう事があります。 その線でいくと今回の目玉ともいえる、中盤の章「史上最恐の怪談実話!? - 田中河内介異聞」にまとめられている数篇が凄いです。"史上最恐"の文句に偽り無し!京橋の書画屋で行われた百物語会(泉鏡花も参加していたという)に突然現れた男が、タナカ・カワチノスケという寺田屋事件に関わった人物の最期を話したいという。これを知っているのはもう自分しかおらず話せばよくない事が起こると言って話し始め、全て話し終えぬうちに絶命してしまう…。ここまで書いただけでキーボードを打つ手が震えてきましたが、実際にあったというこの事件にまつわる様々な因縁や異説がいくつか掲載されています。異説が存在するというのは現代の都市伝説に近いものがありますね。 この数編についても言えるのですが東さんの話の配置が絶妙で、まるで匠のDJのごとき手捌きでバシバシ繋いでいきます。あとがきに「明治の文豪から平成の人気作家まで、時代を超えて多彩な文人墨客、名優や碩学が一堂に会するヴァーチャルな百物語、夢のベストメンバーによる怪談会を、紙上に幻成せしめようという目論見である。」とありますが、小泉八雲が「結局、幽霊の最大の敵は近代の建築家に他ならないことになる。」と洋館における幽霊の実際について喋るに次いで、圓朝が流麗なる口調で自身の百物語に収めようとしていた虎の子怪談噺を披露。続けて綺堂が「今度はわたしの番になった。席順であるから致し方ない」と語り始める流れは怪談ファン感涙。ロマンチックですなあ。 また、後半の「文壇と怪談と-大正・昭和作家篇」でも東さんの手腕が光るおっそろしい連鎖が…。ネタバレになるので書きませんが、稲垣足穂の「黒猫と女の子」冒頭でドキーッ!恐怖で一旦本閉じましたもん。こんなのって久しぶり…涼しくなりたい方には本当にオススメです。 当シリーズ、8月刊行は『小川未明集』ということでこれもまた楽しみです。▼... ▼ ようかい Takuya Endo 2008-08-03T01:26:17+09:00 またまた今年も他力本願で行こう! http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000152.html *「今年も他力の季節がやってまいりました!! いよいよ面子発表となったので、こちらでも告知しまーす。 『本願寺LIVE 他力本願でいこう!2008』 【日時】8月23日(土)16:30-21:00 【場所】築地本願寺 【出演者】 二階堂和美 DE DE MOUSE KAN いとうせいこう&ポメラニアンズ Hair Stylistics(=中原昌也) サワサキヨシヒロ!(DJ) COTOBUKI(VJ) http://www.hongwanji-shutoken.net/live2008/ いとうせいこう&ポメラニアンズ≡さん、KANさん、Hair Stylisticsさんは 下見を兼ねて最近のライブにお邪魔させて頂いたのですが、僕の見た限り "バラバラでいっしょ"という毎年のコンセプトを今年も体言できていると思います! これに、今をときめく二階堂和美さん、DE DE MOUSEさんも加わり かなり異色且つ濃い内容の夏フェスとして楽しみ頂けるかと思います。 勿論入場料は無料!(おそらく早朝の整理券配布となります) 8月23日は今から空けておくベシ!!! 誰そ彼のほうも準備中です。近いうちに告知開始できそうです。 こちらは9月27日にやりますので、同じく空けといてくださ~い。▼... ▼ おんがく Takuya Endo 2008-07-29T00:01:29+09:00 久住昌之&BlueHip→いとうせいこう&ポメラニアンズ≡→サーファーズオブロマンチカ http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000151.html *「6/22は近所の居酒屋、ジーンズキッチンにて久住昌之&Blue Hipがライブをするというので見に行きました。久住さんは昨年末の誰そ彼でお世話になって以来だったので再会も楽しみでした。実はこのジーンズキッチンで久住さんのバンドを見るのは二回目、繁盛店の旨い生ビールや枝豆と一緒にライブを楽しめる素敵な催しです。 アルバム『自由の筈』に収められたナンバー中心ですが、それ以外にも未収録の名曲「ゴム」や「ABCの歌」、新曲も数曲披露されました。中でも録音中のソロアルバムに入るという「I gotta money」は夕方にグッとくる良い曲で是非とも誰そ彼で聞きたいと思いました。 いつも盛り上る「落ち武者」は今回も客席含めての大合唱。"落ち武者っていいな~♪ 矢が刺さって痛そう~" と合唱している居酒屋はちょっと他にないです(お寺も然別) 居酒屋仕様のコンパクトな機材でも遜色なく盛り上がれるようになっている、楽曲と演奏陣の腕前が素晴らしいと思いました。その中心にある紅一点ゴッチさんの歌声と久住さんの笑顔によって更にビールがすすむ具合です。ホロ酔い加減で口ずさみつつ歩く気持ちの良い帰途となりました。 6/26は縁あっていとうせいこう&ポメラニアンズ≡を見にユニットへ。遅れて会場に入った頃にはライブも良い塩梅でいとうせいこうさんが青白い照明にゆらゆらと浮かんでいます。久々に胸にくるダヴィーな音の塊が空きっ腹にずしりと。 そして、最後に登場したゲストに「≡」の意味を知りました。いとうせいこう&ポメラニアンズ≡についての前情報が全然なかったもので、かせきさいだぁ≡が参加しているとは知りませんでした。ぐぐっとみんなのテンションもあがり、金曜日の気分がやってきます。 但し、ユニットの生ビールは3番目のやつだったので不完全燃焼。中目黒は藤八さんに移動して本物の大杯を空けました。 6/29はサーファーズオブロマンチカのライブでO-NESTへ。見るのは多分一年ぶりです。ラウンジで正真正銘の本物モルツを飲みつつ談笑していると、もう始まるとの事で階下へ急ぐ。ドアを開けると子供のナレーションに続いてなんとも素敵なレゲエがかかります。ステージ上では宮原さんのDJが始まっていました。既にサーファーズの空気が充満しまくっていて、思わず顔が綻んでしまいます。他のメンバーも登場し、DJそのままの雰囲気を維持したまま演奏が始まるのが凄い!宮原さんの帽子とパーカーが極彩色に見えてきた。 反復するフレーズは穏やかな波のようで、リズムは太陽の光みたいにポカポカとしています。宮原さんが以前mixiに掲載していたアラスカや富士山の写真がスライドのように目の奥に次々と浮かんできます。 ライブ後半、客席から突如ステージにあがる特別ゲスト出現!少なくともかせきさいだぁ≡ではない…(今日は日曜日)只管フロアを煽る謎のゲストに対し、あれは誰なんだ?という疑問がみんなの頭をよぎりつつも演奏はどんどん盛り上がっていき、最後に謎ゲストはコンクリートの海へダイブ! ラウンジに戻り、嘘偽り無しのリアルモルツを飲みつつ話題はやはり謎のゲストについて。通りがかった宮原さんに聞いてみると、"少なくとも友人ではあるだろう" という大方の予想を裏切り「まったくの初対面」であった事が判明しました。想定外のエネルギー誕生に当人達も困惑しつつ気を遣ってなかなか演奏を終えれなかった、と語るその姿にまたもアラスカの写真がフラッシュバックしてきました。 帰りはスペイン坂のピエトロで生が100円!?との噂を聞きつけて直行。100円だけにセカンドビアではあったものの、ついついレストランであるという事を忘れて飲み屋使いしてしまい白い目で見られつつ…。 さてさて、夏以降僕達もライブイベントをやっていきます。まず、毎年恒例の築地本願寺『他力本願で行こう!』は8/23開催。出演者も大体決定しています。下記のサイトで順次発表されていきますのでご確認ください。今年は土曜日開催で勿論フリー。ライブ以外にもお楽しみ要素を考えていますので今から空けておいて損はさせませんぜ。 http://hongwanji-shutoken.net/live2008/ 誰そ彼は、サーファーズの宮原さんとの共同企画を久々にやります。日程は9/27(土)。宮原さんのDJが久々に光明寺で聴けます。また宮原さんご推薦の出演者もとても楽しみなラインナップとなりそうです。こちらも確定次第いつものサイトで発表しますのでヨンロスク~▼ http://www.higan.net/blog/tasogare/... ▼ おんがく Takuya Endo 2008-07-01T01:20:50+09:00 マルオト in the sky http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000150.html *「土曜昼下がりマキシマム・ジョイの再発を試聴中の僕を捕まえた電話に連れられて、月曜夕立の六本木Super Deluxeへ。誰そ彼第一回の記念すべき出演者であり、その後も着実に出演回数を増やしている西出剛大と名古屋の仲間たち、マルオトのライブでした。寺の本堂で行われる誰そ彼では見られないフルバンド5人編成のマルオト、僕が見るのは実に一年ぶりです。 ライブ前に西出さんと話していると、最近はよくダイナソーJRと米米クラブを聴かれているとの事。間も無く始まる本日の演奏にもその要素が反映されるとの宣言があり、とても楽しみ! 微音で美音なびよんびよんノイズで幕を開けるマルオトの演奏。あっちのドアが開いたりこっちのドアは閉じたまんまだったり、せわしないようでいて実はとても調和のとれた音空間が広がります。マルオトのノイズはいやなところがない、かといって気にならない事もない、寧ろ気になってきて右や左を向いてしまう人懐っこい音なんです。正にマルオトという名前がしっくりとくる。そんな気持ちのよい音の波間に漂っていると、閉じた扉の向こうでゆっくりとカウントをとっていたPOCAさんがドラムを打ち始めます。この瞬間がなんともいえぬ至福のシーンです。そこから徐々に曲が形作られていきます。シムアースというゲームや、プレ・ヒカシューの『サンセット・ワールド』という曲を思い出しました。リズムで曲が始まった気がするのは刷り込みのようだけれど、自然に体も動いてきて…アレ?コレ、コメコメ?? ドコドコ進んでいくリズムに執拗なまでのギターカッティング、それに乗る上モノは時間を超越したかのような桃源郷の音色。その合間を文字通り縫合していくバランス感覚は西出氏のベースが担当しているように見えました。米米なら石井竜也、トーキングヘッズならデヴィッド・バーンのポジションです。2曲目はマルオト流ファンクネスが見え隠れする、宣言通りならば米的影響大な新境地を感じさせました。 普段はとても緩やかな空気が流れているマルオトですが、演奏はとてもロマンチックに構成されていてかっこいい。 5人編成で、こんなに良い演奏を聴いたばかりで残念な気もしたのですが、このライブを境にしばらくは3人編成になるそうです。でも、3人ならば3人なりのマルオトでまた素敵な浪漫飛行へin the skyしてくれるはずです。ネクスト・フライトは是非光明寺でお願いしたい。▼... ▼ おんがく Takuya Endo 2008-05-30T00:21:40+09:00 アイム・ノット・ゼア http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000149.html *「火曜日にアイム・ノット・ゼアを観ました。祝日だったので渋谷は混むかなーと思って立川の映画館へ。案の定、コナン君目当ての家族連れと映画館の列に並んだわけですが、すぐ後ろのマダムもといおばちゃんデュオは映画の上映開始時間で見るプログラムを決めているご様子…。つまり、今すぐ観られるやつの中で選んでしまおうという、ある意味優雅なおばちゃん脳。『寿司王子はさすがにねえ…、クロサギって映画のほうがまだ…』みたいな話をしているのですが、思わず『アイム・ノット・ゼアも12時半からですよ。一緒にどうですか?』と声をかけてみたくなりました。勿論そんな勇気はないのですが、ボブ・ディランに興味の無い人から見たらどういう映画なんだろうという想いが(結局おばちゃん達はクロサギへ) 広告を見ると"ボブ・ディランが6人!?"なんて謳っていて目をひく感じで、広告だからそれでいいのですが、実際は"6人"ということよりも"六面体ディラン"とか"ディランアパート六部屋あります"みたいなのがしっくりくるナアと思いました。ボブ・ディランのある時期、ある一面をキャラクター化した6人の主人公のお話しを、時間軸を無視して混在させることで多面的なディラン像をひとつに浮かび上がらせるという手法なのですが、それぞれのお話の"閉じたセット感"が気になりました。セットというのは、撮影用のセットのセットです。おそらく意図的にミニチュア/ジオラマっぽく感ぜられる絵にしてあり、見ている側としてはとあるテーマで確立された部屋をいったりきたりしているような感覚になります。遊園地のお化け屋敷で、生首の転がる長屋を歩いたと思ったら次の部屋はいきなり洋館でフランケン風の男に追いかけられたり、とりあえず墓場だったり、だけど外に出てみると『ああ、お化け屋敷だったなあ』なんて感想だけが残る、みたいな。 6つの部屋をごちゃごちゃと細い線で繋ぐわけではなく、ある程度ひとつのテーマで確立させておいて、必要なところにわかりやすい太い通路があけてあるという点に好感をもちました。(ベン・ウィショーの役どころや、ウディ・ガスリーのギターケースなど) キャストについては、リチャード・ギアはどうなのよなんて意見もありますが、デフォルメという観点と6部屋の個性化という部分ではそんな飛び道具もありかと…。(リチャード・ギアが6人の中で最もファンタジー方面担当という点は居心地悪いですが) それとやはりケイト・ブランシェットの作り込みは見所だと思います。イーディ役はひどい。そこだけいきなり自主制作映画風。そっちはそっちで別の映画がやるからいいのかな。にしてもヒドい。 音楽は、サントラも凄く楽しめた手なのでよかったと思います。ディランをディランじゃない人が演じていて、歌もディランじゃない人が歌っているというのは凄く自然で理に適っています。(勿論ディラン本人の歌唱も使われています)とはいえ、アーティストの色が濃く出ているカヴァー(Yo La TengoとかSufjan Stevensとか)や、本人が出演してしまっているシャルロット・ゲンズブールによる"Just Like A Woman"など劇中流れない曲も多数でした。個人的に気に入っていたスティーヴ・マルクマスの"Ballad of a Thin Man"が重要なシーンで長く使われていたのはよかった。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、その曲の口パクを担当するキャストが…(略)…なのも良いです。 ボブ・ディランという名前が登場しないというのは徹底していました。もし、件のおばちゃん達が見たらどういう感想を持っただろうか。気になります。▼... ▼ おんがく Takuya Endo 2008-05-03T12:28:17+09:00 山本精一 大友良英←Bjork http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000148.html *「昨日の夜は山本精一さんの単行本『ゆん』刊行記念ライブへ行ってきました。会場では今の期間氏の画展も開かれており、絵に囲まれながら演奏を聴く事ができるという正に山本づくしの素敵なイベント。山本さんの演奏はボアダムスやROVOなどで何度も見ているのですが、大友良英さんと二人きりという小さな編成で至近距離というのは今までになく、僕は意味も無く緊張して臨みました。 ステージには二台のアンプと二本のギター。きっとステッカーのたくさん貼ってあるボロめのストラトキャスター(黒)が山本さんので、隣のエレアコが大友さんのだろう。エフェクターはなんだか色々と繋いであり、ゆるゆるっと登場してきた二名がそれに触り出すと徐々に空気が異化していきます。昨年の高瀬アキさんらのピアノ二台イベントの時も思ったけれど、二つの同じ楽器のかけあい演奏というのは、一つの時や他の楽器との合奏の時よりも"音って空気の振動なのだ"という揺ぎ無い事実をよく思い出させてくれます。一つの小さな波を起こしそれを電気で増幅させ色々な模様や音を描き出す、シンプルな事だけど二人のような巧者でなければ表現できないニュアンスがあります。 そして、前述の同楽器二台という編成のせいか、または演奏者の技術の賜物か、楽器ごとの個性も滲み出てくるようです。僕の好きな想い出波止場のアルバム『VUOY』の1曲目は『SPIRITS』というタイトルで、ただギターを「ジャーーーン」と1回鳴らすだけの曲なのですが、何度聴いたか数え切れないそのCDの「ジャーーーン」のシーンが何度もありました。僕はギターを弾かないのでギターの個体識別なんて今まで意識した試しもないのですが、ユニークなギターはわかるんだという事がわかりました。 二部はトークショーで、サイン会もありお腹いっぱいの一夜でした。例によってミーハー丸出しでサインを頂戴したのですが、時計の顔の男が連れた犬が大きなカップヌードルを背負っている絵を描いてくれました。 絵画展のほうは思ったよりも点数が多く、色のついた大きなサイズのものからFAXの裏紙の紙片の殴り書きのようなものまで、氏曰く"かき集めて"展示されてありました。インターネットには書いちゃいけないタイトルのついた、題名オチ的な一面を省いても(笑)魅力的な絵が多かったです。少し漫画っぽい画風で、メルヒェンな感性と淡い色使い等はどこか諸星大二郎先生を彷彿とさせ、僕好みでした。画展はまだやっていると思うので、お薦めです。 久しぶりに筆をとったついでに、遡って先月見たライブについても書きます。先月はビョークの武道館公演を見に行きました。仕事で行けなくなってしまった人の代打として行ったのですが、これがとても良かったです。ビョークは『Vespertine』以降あまり聴いてなくて、最近の曲はティンバランドとやった曲くらいしかチェックしておらず今どんな感じなのか見当もつかなかったのですが、まずはマーク・ベルがまだ居た事に一安心。選曲も頭からヒット曲出し惜しみ無しのパワープレイです。ビョークは原色の衣装を纏い、同様に派手な衣装のブラスバンドを大勢連れています。このブラスバンドとマーク・ベルという組み合わせが絶妙で、特にArmy of Meのクレイジーなアレンジや、Hyper BalladのLFOマッシュアップで武道館が踊る姿は圧巻でした。件の衣装やステージセット、ライティングも相俟って、これが噂のモノノケダンスかといった具合です。 前にビョークを見たのが98年のフジロックでホモジェニックの頃だったのですが、今回はそのホモジェニックから結構やってました。ただあの時ストリングスだった音が全て金管になっているので緊張感やシリアスさが抜けて黄金色の温もりが出ています。しかしやはりどこか物悲しさを湛えているというか、なんともヨーロッパな音色。その物悲しい音色のせいか知りませんが、まるでセカンドラインの葬送曲に聞こえてきて、ビョークの声と踊りには何かに対する弔いの祈りのようなものを感じました。ホモジェニックはまっすぐな生の印象のアルバムでしたがどこか高いところに居るのに対して、どうも今回のアルバムは同じ"生"をテーマにしつつももっと身近で生々しいもの。裏返して"死"、また裏返して"生"みたいなストリート感が感ぜられるのではないかと。 …と、思って早速新しい『Volta』を聴かせてもらったらやはりそのように思えてきてならず、写真のビョークの妙な化粧も見知らぬ国の民族が死人にする化粧に見えてきました。▼... ▼ おんがく Takuya Endo 2008-03-22T02:19:47+09:00 誰そ彼 ご縁 "T"RUST OVER 30 recordings http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000147.html *「毎度お馴染み、お寺の音楽会 誰そ彼が今年も始まります! 今回は兼ねてより親交のあったインディーズレーベル "T"RUST OVER 30 recordingsさんとの共同企画という事で タイトルにも、"ご縁"をつけたこれまでとは少し違う会に なる予定です。どうぞお楽しみに!!! 誰そ彼 ご縁 "T"RUST OVER 30 recordings  - ARE YOU INDEPENDENT? vol5 - 日時:2008年3月29日 17:00開場 17:30開演 場所:神谷町 梅上山光明寺 http://www.komyoji.org/ 料金:1000円 with 1drink  ※イベント当日、混雑してしまった場合は入場制限させて頂く事もございますので   事前のご予約をお勧め致します。ご予約はコチラにて承っております。 出演: 演奏 ・mothercoat http://www.mothercoat.com/ ・trico http://www.trico-music.jp/ ・G-Ampere http://www.g-ampere.com/ 法話 ・結城 麻衣子(浄土真宗本願寺派)... ▼ たそがれ Takuya Endo 2008-03-04T00:28:55+09:00 2007年の10曲 http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000146.html 渋谷毅 / Skating In Central Park forro in the dark feat. David Byrne / Asa Branca あがた森魚 / 骨 Robert Wyatt / Hasta Siempre Comandante Tracey Thorn / By Piccadilly Station I Sat Down And Wept The High Llamas... ▼ おんがく Takuya Endo 2007-12-31T14:46:31+09:00 急募!スタッフおらんだ祭 http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000145.html *「いよいよ今週土曜日に開催を控えた光明寺オランダ祭ですが、人手が足りておりませぬ。もしお手伝い頂ける方がいらっしゃったら、是非ご一報を! この時期ですので多少寒い思いもするかと思いますが、ライブ後は暖かい部屋で冷たいハイネケンで乾杯だ! イベント自体は17時から20時過ぎくらいまでで、どんな時間からでもOKですのでよろしくお願いします。▼... ▼ たそがれ Takuya Endo 2007-12-12T23:02:08+09:00 関のボロ市 http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000144.html *「先週の土曜日、なんとなく食事を食べはぐれた23時、近所の飲み屋さんジーンズキッチンへ。以前、久住昌之 & Blue Hipさんのライブを見に行って以来何度かお邪魔しているその店は、武蔵関駅北口を出てすぐのところで、料理がおいしく値段も安い。久住さんやバンドのメンバーさん達もよく行かれているそうで、僕も近所にこんな良い店があったなんて!と知って嬉しくなってしまったお店なのです。 閉店の時間になっても「まだいいですよ」という優しいお言葉に甘え、ビールのサービスまでして頂いて今夜も大満足でお勘定をしていると、ご主人が「明日は関のボロ市ですよ。」と教えてくださいました。街中にポスターが出ていたので気になっていたのですが、本立寺さんの前の道にずらっと沢山の露天が出るとの事、これは行かなきゃ!! 日曜日、昼過ぎまで十分だらだらして南口の我が家から北口へ向かう。駅を渡る辺りから楽しい風船やおもちゃを抱えた子ども達とすれ違い気持ちがはやります。駅の階段を下りると、武蔵関ってこんなに人いたんだ!と驚くほどの混雑です。ここまで賑やかな駅前を見たのは初めて。朝から何も食べてなかったので、取り敢えず鮎の塩焼きなどめぼしいものを食べつつ本立寺さんへ。 本立寺さんは近所のお寺ながらなんとなく踏み入れずにいたのですが、結構立派な建物で鐘も大きい!本堂の中ではちょうど法話が行なわれ、それを窓から覗き込む小学生3人組がかわいらしい。そして子ども達はみんな口の周りに何かしらべとべとしたものがついている…。 境内は外の業者とは違って地域の人たちが出しているお店なので安くてうまいです。ここで、失敗した!境内に辿り着くまで我慢すればよかった!!と気付いたのですが、更にここでも食う。豚汁も玉こんにゃくもおいしい。結局、露天は本立寺さんから更に東伏見方面に数十メートル続いているのですが、業者でも本立寺さん近辺の露天のほうがレベルが高く、イイダコ入りのたこ焼きや何故かそこだけ長蛇の列を成している名物らしいシャーピン(中国風おやき)など食べたかったものがいくつか。来年の為のメモ。 短い時間でわっと食ってお土産に赤カブ漬けと焼きとうもろこしとビールを買って家で夕方まで飲む…関町のゆるい午後を満喫しました。 夜は万灯行列があるそうでそれも見たかったのですが、別の用事がありまた来年。 http://www.city.nerima.tokyo.jp/news/news.php?id=606 さてさて、お祭といえば今週末は「光明寺オランダ祭」があります。 出演者さんの追加発表。 『 光明寺 オランダ祭 』 日時:2007年12月15日(土) Open 17:00 Start 17:30 参加費:1000円 with 1drink 場所:梅上山 光明寺 http://www.komyoji.org/ 出演: ・アブ・バース(Cl、Sax、尺八)  イグ・ヘイナマン(Viola)  松本健一(Sax)  野口雅子(Dance) ・加藤雄一郎(Sax) from MEGALEV [New!]  山本昌史(Bass) from MEGALEV [New!]... ▼ ざつだん Takuya Endo 2007-12-11T00:47:36+09:00 墓場グルーヴとオレ http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000143.html *「おわ~、墓場鬼太郎盛り上がってまいりました アニメ化楽しみダナー http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/denki/info/index.html http://www.toei-anim.co.jp/tv/hakaba/ 気分が盛り上がってきたついでで、先日の誰そ彼 Vol.11にて配布したフリーペーパー『busse posse issue』に寄せた原稿を掲載します。 のんのんばあとオレ、フランスのアングレーム国際漫画賞グランプリ受賞記念愛蔵版について書きました。どんぞ~ シリーズ百鬼巡礼第九夜 [怪住考] ◆ 誰のところにも、怪は棲む 先日、現代妖怪の生みの親であられる水木しげる先生が、フランスのアングレーム国際漫画賞グランプリを受賞されました。水木しげる先生が海外の賞を受賞されるというのは一妖怪ファンとしてはとても嬉しく、また意義深いものと思います。 今回受賞した作品『のんのんばあとオレ』は、水木しげる先生が幼少時代に体験した妖怪との出会いや周りの人々との思い出を描いたもので、戦前の日本のムラ社会のようすの一例が克明に描写されている点も含めて色々な意味で多くの人に読んで頂きたい作品です。もちろん、海外の人にも。 しかし、妖怪という概念は日本以外の国の方にも容易に理解できるものなのでしょうか?妖怪は目に見えないものであるうえに、日本の風土や歴史に深く結びついた多面的な存在である故、その多くを捉えようとするならばなかなか難しい問題であるといえます。私達日本人でさえ同じ事なのですから。ただし、最初の門については言葉や文化の壁を越えた大きな門戸が開け放たれていると言えます。それは、水木しげる先生が実際に世界中を冒険し、それぞれの地で感じた妖怪達を絵にされていらっしゃるからです。例えばそれはニューギニアの奥地の電気の通っていないような村でさえ通じたそうです。現地の村人に妖怪の絵を見せたら「ああ、コイツ知ってる。あそこの森にいる。」というような反応があったりするそうです。水木しげる先生ご自身も"妖怪千体説"を唱えていらっしゃり、世界には似たようなのを合わせてもだいたい1000体くらい妖怪がいると述べられています(1000体という数は日々だんだんと増えているようですが…) つまりそれらは、間違いなく世界中にいるのです。 水木しげる先生のご功労によるインフラ整備で"絵"という直感的なインターフェースを、財産的に享受している私達ですが、更に次のステップに進んで日本の妖怪を海外の方に理解してもらったり、自分が世界の妖怪への理解を深めるにはどのような方法があるのかという事を考えてみます。 そのヒントはアングレーム国際漫画賞受賞記念として発刊されたフランス版『のんのんばあとオレ』にありました。フランス人の読者が想定された前書きにおいて、まず『ゲゲゲの鬼太郎』を挙げるような事をせずに作中の舞台と人間関係を丁寧に説明しています。そしてそれは"この作品を理解するために"と注されています。のんのんばあは水木家の住む村のお寺でまじないや祈祷を生業として暮らしていたお婆さんで、貧しい。旦那を亡くしてから、親戚にあたる水木家に住み込みで働く事となったのです。水木家は父が東京の大学を出て、銀行勤めである程度は裕福な家庭であった事も説明がされます。更に、のんのんばあが水木しげる少年(作中では村木茂)を"しげーさん"と呼ぶが、"さん"付けというのは日本では目上の人物に対して付けるものであり、それは二人の身分的な立場の差であったり、のんのんばあがしげる少年に対して尊敬の念を込めていることが影響しているとの記述も見られます。 水木しげる先生の著書を紹介する前書きとして『ゲゲゲの鬼太郎』を挙げるよりも先に、舞台となる小さな共同体の構造の説明が必要だったという点がとても興味深く感じました。それは確かにこの作品のストーリーを理解する上でも重要な事であるし、ひいては作中に多く登場する"目にみえない存在"の理解にも通づる要素であると思うからです。 鳥山石燕による『画図百鬼夜行』は江戸の民間の娯楽として、当時の大衆風俗や世間批評を駄洒落などのフィルターを通して滑稽に描かれました。日本の風土を後世に残さねばと柳田國男が農村の調査をし、民話を収集し『遠野物語』を著しました。水木しげる先生は世界中のお祭にはいっていき、土産物屋の民芸品を買い占め、世界の妖怪をたくさん描かれています。妖怪というものはやはり土地や人にわくものだと思います。その土地の生活を覘き、人と接してみる、文化を知るという事が世界の妖怪の秘密に迫る重要な手がかりとなるでしょう。流石に江戸に行く事は叶いませんが、私もいつかは、冒険家 水木しげるのように世界を旅して多くの妖怪を見つけたいものです。▼... ▼ ようかい Takuya Endo 2007-12-05T00:26:04+09:00 光明寺オランダ祭 http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000142.html *「お蔭様で大盛況のうちに幕を閉じた 誰そ彼は誰~tasogare 2days special~から気付けばもう2週間が経ってしまいました。出演してくださった皆様、お客様、本当に有難うございました。とても素晴らしい2日間でした。 さてさて、誰そ彼はこれでまた少しお休みにはいりますが、光明寺では早速次の音楽会が予定されています。 『 光明寺 オランダ祭 』 日時:2007年12月15日(土) Open 17:00 Start 17:30 参加費:1000円 with 1drink 場所:梅上山 光明寺 http://www.komyoji.org/ 出演: アブ・バース(Cl、Sax、尺八) イグ・ヘイナマン(Viola) 松本健一(Sax) 野口雅子(Dance) and more... 協賛:オランダ王国大使館 協力:stichting Wig GALLERY OF NEWBURY 浄土真宗本願寺派 梅上山 光明寺 誰そ彼 (http://www.higan.net/blog/tasogare) 企画:Lab.M (http://www.labmdance.com) お問い合わせ:info@komyoji.org なんと光明寺ご近所のオランダ大使館が協賛で、オランダのフリージャズのミュージシャンをお迎えします! ビオラのイグ・ヘイナマンさんはミーシャ・メンゲルバーグとの共演経験もある方との事で、個人的にもとても楽しみにしています。... ▼ たそがれ Takuya Endo 2007-12-02T22:06:39+09:00 第2回ピアノ舞踏会 http://www.quexpo.com/htdocs/mt/archives/000141.html *「ベルリンから来日されている高瀬アキさんを追いかけて横浜、両国ときて先週末は吉祥寺に。11/11に武蔵野公会堂のホールでおこなわれた"第2回ピアノ舞踏会"を観に行きました。感想をささっと。 男性4名、女性4名が男女ペアでデュオを組みピアノ2台+αで演奏をするというものでした。前半に4組でた後に、休憩を挟みペアを組み替えてまた4組。事前にCDを聴いた事があったのは高瀬アキさんと三宅榛名さんだけだったのですが、前半のプログラムを聴き終えた頃にはそれぞれの個性がなんとなくわかってきて後半の組み合わせが楽しみになるという按配。なるほど~。皆さん、即興演奏は百戦錬磨といった感のある、個性豊かで自由な演奏ぶりでした。 特に、現代音楽畑と思しきパク・チャンスさんと三宅榛名さんの演奏が心に残りました。男性と女性では体重や体型の差は違えど、各々のスタイルで箱を鳴らし震わせ、音を出すための基本的な仕組みを実感させてくれる演奏だと感じました。 最後は個性豊かな8名が壇上に登場し、好き放題(笑)正に天衣無縫といった印象のステージ上の見た目とサウンド…あまりに自由な大人たちを見て、心底笑ってしまいました。こんな風に笑ったのは久しぶりだなあ。よかった。 さてさて、今週末は光明寺で誰そ彼です! 17日はfishing with johnさん、ゴトウイズミさん、久住昌之さんが登場します。18日は名古屋のマルオトさん、MY PAL FOOT FOOTさんにshibataさんasunaさん、横浜からアンソニーさんと仲間達、そしてBoys In Townさんが登場します。 それぞれ違った趣きで楽しめると思いますので、お時間ある方は是非二日間参加してください。気持ちばかりですがサービスも考えております。 詳細はコチラでご確認頂けます。よろしくお願いします~。 ちなみに、18日に出演するマルオトさん、MY PAL FOOT FOOTさん、shibataさん、asunaさんは17日にペンギンハウスに出演されるのですが、ペンギンハウスのスケジュールを見てビックリ。なんと17日に誰そ彼出演のゴトウイズミさんが16日にペンギンハウスに出られるそうです。ペンギンハウスさんと提携などはしてないですので(笑)これはなんとも面白可笑しい奇遇です。▼... ▼ おんがく Takuya Endo 2007-11-12T23:05:05+09:00