December 26, 2009

12/24の大友良英トリオ

芳垣さんのドラムセット

*「新宿の熊本ラーメン屋で三十路前後の男女3名が「(一応)メリークリスマス」と乾杯。(店のおばちゃんが笑う)
なんとなく久しぶりのピットインの椅子に座り、缶のハイネケンで「(一応)メリークリスマス」
大友良英さんが「この過酷な環境の中来てくれてありがとう(笑」の挨拶の後に「メリークリスマス(照れ」

世間のメリークリスマスの雰囲気を背中に受けつつたどり着いたピットインもなんだか少しだけ特別で、オリジナルストラップをくれたり、慣れないイルミが飾ってあったりとほほえましい。

僕が座っている席も普段はステージのはずの場所。目の前には芳垣安洋さんの大きな背中があります。肩ごしの向こうにはバーカウンターが見え、その手前でパッとマッチが燃えてタバコの火が点るのが見える。
今回は客がバンドを囲む形でノンPAのフリージャズトリオ。僕から見て左手には大友さん、正面に芳垣さん(の背中)、右手のコントラバスは水谷浩章さん。いつものピットインとは違う景色にワクワクしていると、演奏がスタートしました。

前半はアルバート・アイラーの曲。とにかく音が澄んでいる。フリージャズだしなあと思ってなんとなく構えていたのに、イヤーエイクな感じが全然なくって音に浸かるのが気持ちいいんです。
あらいたての真っ白なバスタブになみなみと熱いお湯をはって、緑色のバスクリンをどばどばいれた風呂にざっぷんと入ったようなイメージが頭をよぎりました。毒々しい色をしつつも透き通っていて豊かな音たち。
芳垣さんを真後ろから見られるのはすごく面白かったです。背中の筋肉が相当で、打つ度に筋肉が動くのを見てるとこの方は鬼かと。シンバルとハットが打つ度にぐるぐるときれいにダンスをします。

フリージャズって、当たり前ですけどフリーなんだなあとつくづく実感しました。ジャズというでっかい容器があって、その中は自由。演奏者の個性や趣向、遍歴やら手癖(?)やら何やらが次々と現われては消え、また現われては消えてゆきます。「あ、ブルースのおっさんが通った」とか。プログレ武者もそこかしこ。打込み以降のビートや音色も…。他にも音楽のさまざまな記憶が波のように寄せては返し、この記憶のいくつかをフィルターとして捉えられた耳をしあわせに思う。豊潤なりフリージャズ。

そして2010年代はこのトリオでピットインを満員にする!と息巻く大友さん。本当にそうなるような気がしてきました。この3人が出す音は稀に見る程にピュアな音!だったので。▼

Posted by Takuya Endo at December 26, 2009 01:46 PM
Comments
Post a comment









Remember personal info?






■□ 最近のクエスポ
□■[recent entry]
2009年の10曲
12/24の大友良英トリオ
More Stars Than There Are In Heaven
beautiful winkler
Must Be Santa
魂だだ漏れ
音泉温楽 Vol.1 終了!!
This Is It
土ボーイ思う、朝の中野、寺町通り
パスカルズが動物園にやってくる!
誰そ彼 Vol.16 のお知らせ
コーヒーと精霊たち
音楽よ そこにあれ
チラシと世間話
京浜ロックフェスティバル2009
STRANGE JOURNEY
誰そ彼終了!、遠野奇談、写真と民俗学
もうすぐ誰そ彼、渋宴、魚金
肉の大山、ALEVARE、おんどる
Bianchi、国立天文台、いせや、丸幸
■□ コマンド?
□■[category]
▼ おんがく (66)
▼ ざつだん (26)
▼ しかいだな (2)
▼ たそがれ (55)
▼ ほん (5)
▼ ようかい (40)
▼ ヒガンオンガク (13)
▼ トップへ
■□ 何処へ?
□■[blog link]
彼岸寺
besimi.net
風眠庵
向こう側の雑感
offtone.net
児童文学マラソン
more LINK...