September 22, 2009

肉の大山、ALEVARE、おんどる

*「昨日は上野公園水上音楽堂で行なわれたイベント『ALEVARE』に行ってきました。

何故か待ち合わせは12時上野「肉の大山」集合です。月曜日で飲み物全品半額なので、生ビール+やみつきメンチで占めて295円也。駆け付け一杯、肉屋だけにメンチはエラく旨いです。友人の体験談によると結構 "怒られる店" らしいので、ちょっとビクつきながらも2杯くらいを立ち飲みでそそくさと会場へ向かいます。

到着すると、既にMita kuuluuの演奏が始まっていました。イトケンさんのドラムがとても気持ち良く響いています。なんというか、会場全体がゆる~い雰囲気。友人にばったり出くわしたり、前に働いていたココナッツディスクのスタッフ達も何人か居るらしかったり、カクバリズム5周年イベントの時のようなアウェー感は感じず。

SUNSHINE LOVE STEEL ORCHESTRA

SUNSHINE LOVE STEEL ORCHESTRAを野外で聴くのはとても良いです。以前、よみうりランドで見たLITTLE TEMPOのステージを思い出しました。あれも確か9月のイベントで夜は寒くなった気がする。水上音楽堂は屋根付きですが、ピーカンだったらもっとビールがすすんだのだろうなあ。でも飲み過ぎると夜冷えるよなあ…なんて逡巡を繰り返しながらも、結局飲みます。

一旦外に出て、上野公園の屋台を覗いてまわりました。それぞれのグッとくるフードを求めて…。
結局僕はトッポギを買い、売店の生ビールに並ぶと前の外国の方が店員になにやら英語でイチャモンをつけています。何かと思えば「泡が多過ぎるから注ぎ直して!」との由。見ると確かにヒドい、泡ばっか。
「この部分はビールじゃない!ソフトクリームだ!」なんてジョークを交えつつ悪くない雰囲気で交渉してるので、すかさず僕らも後ろから同調すると「オレはオーストラリア人だからビール好き。」とか言いながら、ジェスチャーで上手い注ぎ方を説明し始めました。とっくに店員はいなくなっているので、明らかにその照準は我々…。今度誰そ彼にやってくるオーストラリアのバンドもこんな調子だったらすぐに仲良くなれそうだなと思いました。僕らのビールも泡少なめになっていて、彼の抗議活動の恩恵を享受しました。日本で店員教育とはやりよる。そしてありがとう。

戻ると、MAMA! MILKが演奏中。トッポギとか食いながら見るのが申し訳ないくらい、洗練されたクオリティの高い演奏に口が閉まりません。秋風の心地よさも相俟って非常にお洒落な空気が流れますが、ある意味相当ハードコアなサウンドなので、その意図せぬ目くらまし感はすごいなーと思いました。

続いては、ジム・オルーク / 田中徳崇 / 山本達久のトリオ演奏。ジムがギターで、あとの二人はドラムという編成です。新しいアルバム『the visiter』のような雰囲気とか、若しくはフリージャズのインプロヴィゼーションのような演奏になるのかなと思っていたところ、意外にノイジーなギターが炸裂。途中はまるでsonic youthなノイズをぶちかましたり、John Caleの現代音楽作品を思わせるゴツゴツした肌触りのリフを延々とやったりと、とてもかっこいい。もっと爆音で聴けたらよかったなあ。ジムのギターがアルペジオになって緊張感のあるキレイな場面で、友人が紅茶にむせる。会場も段々と冷えてきます。

HAUSCHKA

HAUSCHKAは4名のStrings隊を迎えてのライブとなりました。件のプリペアード・ピアノには始まる前から人が集まって撮影の嵐。プリペアード・ピアノの生演奏を聴くのは初めての事だったのですが、要はメロディ楽器としてのピアノの機能と、打楽器としてのピアノの機能を同時に、みたいな事でしょうか…乱暴な言い方ですが。
それで思い出すのが、僕が毎年聴きに行くジャズの高瀬アキさんのピアノ。彼女もグランド・ピアノの中にピンポン玉を放り込んでリズムを作り出していました。更に即興要素を強く含みますが、ピアノからこぼれ落ちたピンポン玉もリズムを刻み続けているのが面白いのです。
ピアノは大きいのがいいです。改造の余地がたくさんある。流石にギターのお腹でピンポン玉は跳ねられません。まあ、高級なものだからより勇気を必要としますけど。(そういう問題じゃないか。。。)
これもオサレな顔してなかなかナードな音楽。ここのイベントに一貫した空気のようです。

大トリはいよいよヤン冨田さん。コードのたくさんついた仰々しい機材は正にラボ。しかも、二名の被験者がリクライニングチェアーに座り頭に電極をつけられています。脳波の変化を音に反映させているのだそうな。スティールパンのソロを挟みながらも、淡々と奏でられている音は子供の頃にイメージしていたような宇宙の音。合間に語られる解説や曲名から想起させられるストーリーに誘い込まれる音です。ニューエイジでもなく、ストリートでもなく、ファッションでもなく、クラシックでもなく、サイエンス・フィクションでもなく、サイエンス・ノンフィクションでもなく、…でもそれらの要素を確実に内包しているヤンさん自身がとても不思議で稀有な存在なのだと感じました。

ヤン冨田

ヤンさんのスペースサウンドもそうですが、今回のイベントの出演者達はみんな郷愁の音を拾い集めているコレクターような感じがして、共通の匂いがありました。一見オサレな空気を漂わせつつも、実はシビれるハードコアなサウンドが集結しているというなかなか意義深いイベント。長時間且つ椅子のせいでお尻が痛くなりましたが…。

帰りも勿論上野で飲みます。昼のトッポギに触発されて韓国料理の「おんどる」に行きました。ナムル、キムチ餃子に豆腐ステーキ、豚の三枚肉をマッコリで。久々にこれでもかというくらいにニンニクを食べて翌日はお腹が大変な事に。▼

追記::
今度の誰そ彼に出演するThe Rationa Academyの日本ツアーのフライヤーが出来たようです。誰そ彼の日は "TWILIGHT FESTIVAL" と書かれている。かわいらしいデザイン。誰そ彼のほうのチラシについても先方マネージャーさんから「It looks amazing!」との嬉しい声が。
当日が楽しみです。

TRA×DTR フライヤー

Posted by Takuya Endo at September 22, 2009 08:36 PM
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