August 11, 2009

サマソニ09感想

*「サマソニに初めて行ってみました。Vaselines, Teenage Fanclub, Sonic Youth, Flaming Lipsがひとつのステージで見れるというお値打ち感につられ。

今年は10周年らしく出演ラインナップを見てみるとびっくりするくらいギャラ高そうなアーティストがこれでもかとブッキングされてるのですが、会場に着いてナットクしました。広告の量がすごい。都市型フェスとはよく言ったもので、フェスに来ているはずなのに、まるで街にいるかの如くやかましい宣伝や多量な広告で情報を捩込もうとしてきます。
企業がブースを出したりもしてて、メールアドレスなどの個人情報と引き換えにグッズがもらえたり抽選に参加できるような仕組み。お土産と一緒に大量のDMを手に入れてしまうという。

だけど面白い事もあって、ジャックダニエルが出店してたのですが友人がそこでコーラ割りを買ったらスクラッチカードをくれたらしい。削ってみたら、いかにも「作り過ぎて余っちゃった」みたいなジャックダニエルのビミョウなTシャツを2枚ももらって、「…これは当たりなのかどうか疑問」という話に。
もう一度買いに行ってみたら、今度はスクラッチしてないのにもれなくTシャツ2枚を渡してきたので、「これは確実に嫌がらせ」という判定がくだされました。

とまあなんだかんだと文句をつけても結局はライブを見に行ってるだけですから、演奏が始まると黙るワケです。
コンピ『Dark was the night』でFeistと共演していたバンド、Grizzly Bearの肉食獣とは思えぬジェントルな歌心に半睡で身を浸した後、待望のVaselinesが登場しました。ユージン、若い頃から危うかった生え際が後退しているせいか、結構老けて見えました。今何歳なんだろう、と思った瞬間に一曲目は"Son of a gun"!一気に人塊が崩れてジャンプ・ジャンプ・ジャンプ!ビールが舞って、水も撒き散らされてあっというまにずぶ濡れです。
CD一枚におさまりきっちゃうくらいの持ち曲だけど、全てが名曲の彼らなもんで、みんなで歌って踊って大盛り上がりでした。もちろん"Molly's Lips"も、"You think you're man"もあって、ラストは"Dum Dum"でシメ。
ユージンのソロにいちいちシビれ、フランシスのMCでの物言いになんとなくニンマリする、そうかこれがVaselinesか~と嬉しくなりました。飄々とした二人の佇まいが素敵過ぎます。
"Molly's Lips"の時にTeenage Funclubのノーマンがでてきて自転車のパフォパフォ役をやってましたが、彼らは結成以前からのグラスゴー繋がり。VaselinesはSonic Youthからの影響を公言しているし、そのSonic YouthとFlaming Lipsは80年代から米インディーズでやってきた盟友であるというこれらの様々な関係性を思うとなんだか良いブッキングだなあと思いました。(この後のFlaming Lipsのライブでは一曲 "beautiful" Sonic Youthに捧げられた。)

Teenage Funclubはパーフェクトな演奏と歌で凄い安定感。PAがまずくて割れてたりしたのが残念ですが、選曲もヒットソングを惜しみ無くやってくれて大満足。本当に良い曲しか書かない人たちだ。

続くSonic Youthはもうアイドルなもんで、出てきた傍から久々に見るキムのダンスに大熱狂。こっちもPAが下手糞で音が小さかったり、ライブ全体の尺が短いなどサマソニならではの残念さもありましたが、演奏は相変わらずかっこいーです。ほとんどが新作からでしたが"Stereo Sanctity"とか"Hey Joni"とかやってました。そしてラストの"Death Valley '69"は文句ナシのかっこよさ。

そしてFlaming Lips!セッティングをやっているローディー達が全員レスキュー隊みたいな統一されたオレンジ色のユニフォームを着ていて、セットの配色ともマッチしているし凝っているなあと感心しながら待っていたのですが、実は本当にレスキューされなければいけない人が…。御存知の方も多い事でしょうが、ボーカルのウェインは透明の風船の中に入った状態で登場しそのまま観客上をごろごろ、ごろごろ、戻ってきて風船から脱出、といったイリュージョン風の登場方法なのです。酸素、酸素!

そこから大名曲、"Race for the prize"へのお約束の始まりは出オチにならないか心配なくらいの大解放なんです。頭上を跳ねまくるたくさんの風船と、噴出の後に舞い散ってくる紙吹雪、ポリゴンも真っ青のフラッシュtoフラッシュ、打ち鳴らされるドラムスは、「歓喜」という言葉以外に相応しい言葉が見つからない。

"She don't use jelly"はなかったけれど、ラストの"Do you realize??"の至福は忘れられません。見てはいけない系のモンスターのお友達や、カエル、NARUTO、そして猫耳のお嬢さん達が応援する中、ウェインのあの声で繰り返される「do you realize - that you have the most beautiful face」というフレーズを思い出すだけでまた目頭が熱くなってきます。

そして、自分の汗か涙か他人の汗か涙か、クリスタルガイザー(ビヨンセボトル)か、ビールかその他何かわからないものでとにかく着ているものがびしょ濡れになってしまった僕らは、お揃いでジャックダニエルのTシャツを着て帰るのでした。▼

The Flaming Lips at Pitchfork Music Festival

Posted by Takuya Endo at August 11, 2009 01:16 AM
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