April 22, 2009
誰そ彼のスピーカー、湯浅湾再び、One Foot In The Grave
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*「誰そ彼6年間の活動でこつこつ貯めたお金でスピーカーを買いました。誰そ彼PAのFly_sound 福岡君の眼力で見出された中古品6発。安くて良い品が買えました。
週末に光明寺へ運び込んで、簡単に組んで音だしをしてみたのですがとても誰そ彼向きの音。
2発だけだとLowが抑え目な気もしたのですが4発、6発と増やしていくと全く変わります。6方を囲むようにスピーカーを配置して満遍なく音が行き渡るので、それぞれが小さめの音でも合わさってちゃんと聴こえるし、音に包まれる感じがとても心地好い。階下への影響は少なそうなので、正にあの場所にぴったりという気がします。
6発もあるので、4方を囲んで2発はモニターとしたり、サラウンドにしてみたり、演奏形態やジャンルに応じて色々使い分けも出来るのも嬉しい。
今までにも、安く引き取ったり、有難く譲り受けた機材などがあるので、誰そ彼サウンドシステムが大分整ってきました。通称"奉行所"と名付けられた誰そ彼倉庫も手狭になってきちゃいました。
そして日曜の夜は吉祥寺ユニオンで湯浅湾のインストアライブを見ました。時間ちょうどに着くと、あのユニオン前に人だかりが出来ていて、その日の吉祥寺の街の中でもちょっとした熱気を発している。なんとなく見た事のある顔もちらほら混じっている。
前回のSuper Deluxでの湯浅湾体験が不完全燃焼だった為に、今回はとても満足しました。インストアだけに曲数は少なめでしたが、あの場所で湯浅湾が演奏しているという風景がまずグッとくる。スピーカー無しの演奏というのも似合っています。
CDも購入し、歌詞カードを見ながら何度か聴くと、湯浅湾に対するもやもやとした不思議な部分がするするっと解けて一旦体に馴染むのですが、すぐまた隠されてしまう。まるで潮の満ち引きのようです。とある時間だけ歩いて渡れる島への道とか、湯浅学さんが僕の『音海』にサインと共に書いてくれた"ゲル状のネコ"みたいな。
湯浅湾の魅力を語ろうとすると、何故か表現が抽象的になってしまいます。それはこちらのページで読める、色んな皆さんからのコメントにも言える事。みんな胸を張ってアブストラクトに語っておられます。
『シェーの果て』という曲は、漫画『おそ松くん』の世界を今の日本に現前せしめる唯一の楽曲という気がします。ここまであの空気感と同じものを放つものは他に無いです。イヤミの靴下の先っぽの曖昧な伸び方をギターであらわしています。
そして僕はやはり、『傷口は傷口でしかない』という曲の歌詞に大変共感します。こんなに強い歌があるだろうかと思う一方、こんなに諦めた歌があるだろうかとも思う。正に"Deserter's Song"。どうやらニール・ヤング先生を通じて繋がっているようです。
今日は、Beckの『One Foot In The Grave』のリマスター再発盤を買いました。Beckのアルバムの中で一番好きなやつで、ボロい中古の輸入盤を高校の時くらいから聴き続けていたので買い直したいと思っていたところ。どうやら廃盤になっていたらしい。

まず、ジャケが最悪というか醜悪になってしまっている点についてはご安心を。外側のスリーブだけなので取り外してしまえば、いつものベックとベックの友達っぽい人のジャケになります。スリーブはすぐに捨ててもいいし、中身を守る用の鎧としてとっておいてもいいかと思います。盤面にはちゃんと「K」のマークが入っています。

リマスターについても、「このアルバムをリマスタリング?」と、ちょっと不安になったりもしたのですが、一度最高のマスタリング・エンジニアに任せたところ「新しいマスターは、まるで唇をふっくらさせる注射と、しわ取り治療をしたような女性みたいだった」(ベック談)との事で、ベック監修の元この作品に適したマスタリングにし直したのだそう。確かに全然悪くない。
本編以上の曲数となる未発表曲達も聴き応えがあり、また面白い発見もあります。
『Heroes』という企画CDでディランがベックを指名したというのがとても納得がいく感じというか。▼











