April 15, 2009
レジエンテール千年太、Bizarre Love Triangle

*「森野達弥さんの漫画は、『漫画 巷説百物語』という京極夏彦さんの有名シリーズを原作とした作品だけ読んだ事がありました。正しく水木門下!を地でいく画風が嬉しくって、もっと読みたいと思っていたのですがなかなか出会えずにいたんです。そんな中、本屋で見つけたのがこの『レジエンテール 千年太』。ガラっと画風が変わったのは少年誌故?
オビの情報によると千年太は郵便配達員らしい。"でも何よりUMAが好きだから、配達が遅れちゃうことも。"との本人からの告白も書いてあり、「うわー!なんか変だけどかわいくてイイナー!」と思って即購入しました。
中を開いてみると、少年誌らしく画風を丸めたというよりはオリジナリティが爆発したという印象です。漫画ではなく"カートゥーン"という言葉が見え隠れする、背景・建物・小道具の数々。人物も典型的な藤子系男子女子キャラクターでありつつも、なんとなく見た目に欧米の香りが感じ取れます。その時に流行っている芸能人をデフォルメしてチョイ役で出したりするのはコロコロ・ボンボン系漫画に見られがちな定番手法ですが、森野さんの場合ギャル曽根をまるでトイレの花子さんのような見た目にして登場させているのが面白い。確かに、ちょっと都市伝説っぽい不気味さがあるもんなあ。
これまた少年誌定番のコレクター要素としては"モンスタンプ"というものが登場します。「UMA × 切手」の組み合わせというセンスがイマドキ素晴らしいです!それで、本物のUMAをモンスタンプに封じ込めた"生きているUMA切手シリーズ"を作るという主人公・千年太の目的も無邪気でいてトンデモなくって、イマドキ絶妙な加減なのです。
公園の池に突如「ミゴー」という巨大な海竜型UMAが現れるという第一話も、実は捨てられたペットのワニが不思議アイテムで巨大化したものだったというオチ。その公園の名前がS神井公園だったり、「魚の焦げる臭いが好き」「トウガラシが苦手」といったような、巷で囁かれている習性を活かしてツチノコを撃退したりと、UMAに関する情報や実際に起きた事件などが作中に活かされています。こういう工夫から、なんとなくUMAって本当に(しかも身近に)いそうだなって子供なら思いそうな所もまたよくできています。今読んでも楽しめるけど、小学校の時に出会ってたとしても絶対にハマってたと思います。僕の「ヤングトラウマ (c)スチャダラパー」のひとつになっていた事でしょう。
そして水木門下らしさは至る所にまだまだ顔を出しています。第四話「緑色のやさしい怪物」は"どこにも居場所が無い存在"であるUMA カエル男をフィーチャーしたとってもイイ話なのですが、この中で描かれるモンスタンプの中の世界が、水木しげる先生が『のんのんばあとオレ』等で描いた"十万億土"そっくり!その世界を一瞬垣間見て感動した男の子が「い、今のは?天国?」と思わず千年太に質問する構図に、なんとなく水木少年とのんのんばあの影が重なるような気がします。
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今日はNew Orderを聴いています。先週の土曜、深夜の青山墓地花見に参加した後に成り行きでLe Baronに流れました。ああいう夜の雰囲気に朝まで親しむのは何年ぶりだろう!というか、いつのまに離れたのだろう。
翌日は吉祥寺ハモニカ横丁にて、同じような話を先月岩盤NIGHT@Agehaに参加した友人ともして、なんとなくダンス気運が高まっている春の夜、カンパチ通りを揺れて歩くにはNew Orderがちょうどいいです。ああ、東中野辺りにハシエンダでもあればなあ。明け方にBizarre Love Triangleが流れたら、僕は落涙するのになあ。▼











