January 08, 2009

2008年の10曲

HMVで購入 Antony & the Johnsons / Another World
HMVで購入 Aki Takase & Silke Eberhard / Folk Tale (Live at 新宿ピット・イン)
HMVで購入 Bjork / Wanderlust (PV)
HMVで購入 David Byrne & Brian Eno / Strange Overtones
HMVで購入 The BPA / Toe Jam (Feat. David Byrne, Dizzee Rascal)
HMVで購入 小西康陽 / おそ松くん remixed by 小西康陽
HMVで購入 Stereolab / Magne-Music
HMVで購入 Radiohead / House of the Cards (Live at さいたまスーパーアリーナ)
HMVで購入 ロボ宙 & DAU / HEATWAVE (Live at 誰そ彼 Vol.12)
HMVで購入 友部正人 / 地獄のレストラン

*「2008年、印象に残った10曲

・Antony & the Johnsons / Another World
2月のbjorkの武道館ライブにとても感心し、最新作『Volta』を愛聴していました。そのアルバムでbjorkとデュエットしているAntony。その曲は何度も聴いていたくせに共演相手の作品を全くチェックしておらず、友人の薦めにより遅ればせながら手を出しました。聴いてみるとやはり素晴らしい。その声はモチロンのこと、身体の中枢にダイレクトで刺し込んでくるようなメロディー、最小限で最大限の効果を出しているアレンジとアートワーク(テーマごとに統一されていてなんとなくSmith ~ Belle & Sebastianの流れを思わせます)…などなど。
『I'm not there』のサントラで"Knocking on Heaven's Door"をやっていたという事にも後から気付き、確かに異彩を放つ不気味なヘヴンズドアだなーとナットク。Lou Reedの『Raven』では"Perfect Day"を歌っていてこれもドがつくほどのはまりっぷり!カヴァー集でも出したら相当よさげですな。新春早々には新譜が出るらしいので楽しみです。

・Aki Takase & Silke Eberhard / Folk Tale (Live at 新宿ピット・イン)
2008年は高瀬アキさんの来日公演に一日しか行けなかったのが大変心残りです。(特に多和田葉子さんとの『飛魂』は今年も見たかった!)唯一見れたのが新宿ピット・インにてドイツ人サックス奏者のSilke Eberhardさんとのライブでした。2006年に二人はデュオで『Ornet Coleman Anthology』というOrnet Colemanの楽曲のみを演奏したアルバムをリリースしていて、その披露ツアーとなっていました。天真爛漫なキャラクターのSilkeさんと高瀬さんのコンビネーションは抜群で、ゲストとして登場した盟友 井野信義さんのベースもマッチした文句無しの素晴らしい演奏。Ornet Colemanの名曲ってこんなにあるんだ、と勉強にもなりました。

・Bjork / Wanderlust (PV)
Antonyの項でも触れた通り2008年はBjorkをよく聴いていたわけですが、この"Wanderlust"のPVがとても良かったです。恐らくは各所のPV大賞なんかで沢山受賞していると思われる大作なのでご覧になられた方も多いかと思います。国づくり神話のようなストーリー仕立となっており(Bjorkが砂場で遊ぶように山を手で削って河を造ったり、まるでポピュラス)、諸星大二郎先生の漫画にでも出てきそうな奇妙なキャラクター達が登場してきます。今までに観たことがないような独特な質感のアニメーションとキャッチーな色彩は、観ているだけで気持ちがよく、何度も繰り返し観てしまいました。この世界観に唯一生身で出演しているBjorkはつくづくベラボーな存在ダナーと思うわけです。



・David Byrne & Brian Eno / Strange Overtones
"バーンとイーノが再共作!"、このニュースが2008年夏以降の僕の心の拠り所であった事は間違いありません。ダウンロード先行販売に手を出す気持ちをこらえて、待ちに待ったこのCDは期待を裏切る所が無い大満足なものでした。前作『Bush of Ghosts』からは想像し得ぬ程ド直球の歌モノアルバムで、神々しくも暖かみに溢れるバーンの歌唱と全体を覆うイーノのアンビエンスマジックが聴き所です。(なんとなく前述のBjorkのビデオと繋がるテクスチャー)この曲にはRobert Wyattもフレームドラム(片面太鼓)で参加してます。Taking Headsが解散してなかったらこんな感じの曲をやっていそう。年明けの来日公演はモチロン突撃します!

・The BPA / Toe Jam (Feat. David Byrne, Dizzee Rascal)
バーン関連作が続きますが、Norman Cookの新プロジェクトThe BPA(The Brighton Port Authority)にバーンとDizzee Rascalが参加した楽曲です。この3者の取り合わせというのが絶妙に良いのですが、PVもまた絶妙です。好きな人にはたまらんフザケ具合。このBPAはコンセプトからしてフザケていて、高田純次を思わせるオッサンぽい適当さ加減が面白いです。(詳しくはコチラを参照)曲の方はTom Tom ClubのNorman Cook Remixといった感じのラテンフレーバーにて、気分が大変盛り上がります。こちらも1月にアルバムがリリースされる予定。



・小西康陽 / おそ松くん remixed by 小西康陽
この曲も収録されているトリビュートCDによって赤塚アニメ作品のテーマソングの歌詞に再び触れたわけですが、赤塚先生の作詞には先生のお人柄や人情が凝縮されているなあと発見しました。特にこのおそ松くんの歌では「六人そろえばなんでもやるぜ」と威勢のいい六つ子に対抗し「一人だけでもなんでもやるぜ」と息巻くチビ太の姿に勇気づけられます。「六本おでんをたべちゃって」と、一人だけでも有利な点があるという。まあ、最後は「みんなの仲間だい おそ松くん シェー(イヤミ)」で大団円なワケですが。

・Stereolab / Magne-Music
今回の作品はドラムループから曲作りが始まったとあり、確かにトラックだけ取り出すと最早ヒップホップです。そこにいつものあのメロディーと歌声と端整な演奏が加わるとStereolabの一丁あがり、そんなプロセスが見え隠れするのが楽しい。彼らのクラフトマンシップが伝わってくる好盤だと思いますが、ここ数年の安定感とクオリティコントロールは実は凄まじいものがあるんじゃないかと思います。才能以上の努力があるハズ。

・Radiohead / House of the Cards (Live at さいたまスーパーアリーナ)
Bjorkと同じく、Radioheadも久々に盛り上がりました。ここ数年あまり聴いていなかったのですが、最新作『In Rainbows』がとても気に入って来日公演にまで足を運んでしまいました。『In Rainbows』では久々に名曲と思えるような楽曲が生まれていて、ライブでの演奏も精巧ながらあたたかみを感じ取れます。それは過去の楽曲の演奏やアレンジにも影響しているようで、全体的にグレードが一段あがったような印象があります。あと、BjorkもRadioheadもチケットの値段が高いなあと思ったのですが、どちらも大きい会場であるというデメリットを緩和するような工夫(セットや照明、スクリーンなど)がしてあるのが好印象でした。こういうアーティストならばたくさんお金を持っても自身の表現や観客の楽しみに有効活用してくれるので、少し高くてもまたお金を払おうという気持ちになります。

・ロボ宙 & DAU / HEATWAVE (Live at 誰そ彼 Vol.12)
2008年は3回誰そ彼をやりそのどれもが印象的でしたが、特に以前の職場の諸先輩方と久々に組めたのが楽しかったです。サーファーズ オブ ロマンチカの宮原さんとやったVol.12では、曽我部恵一さんやロボ宙さんなど僕が学生時代からよく聴いていたような方々に出演頂き大変光栄でした。この日の個人的なクライマックスは、ビールで首まで真っ赤のロボ宙さんがとても照れながら放った、誰そ彼インザハウス。

・友部正人 / 地獄のレストラン
これも最初にライブで聴いて心動かされた名曲。幻想的だけれど日常で、上品だけれど妙なおかしみがある。詩がやはりいいです。ご本人の人柄も詩世界と地続きのようで、以前参加したトークショーの事などを思い出しながらこの歌を聴き、よく口ずさんでいました。

2009年も誰そ彼はやる予定です。告知やご報告などは、当ブログでも行なっていきますので今後ともご支援の程よろしくお願い致します。▼

::過去の関連エントリー::
2007年12月 - 2007年の10曲
2007年1月 - 2006年の10曲
2005年2月 - 2004年の10枚

Posted by Takuya Endo at January 8, 2009 10:40 PM
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