December 28, 2005
細野晴臣&東京シャイネス@九段会館

*「今年はライブとの縁が薄かったような気がします。一月にあがた森魚さん×岸野雄一さん、二月のダン・ヒックスまでは調子がよく、月一くらいは行きたいななんて思っていたのに、三月に楽しみにしていたレッド・クレイオラ×サーファーズが納期直前の為にいけなくなってしまい、それから暫らくライブを観に行く機会がありませんでした。結局このblogにも書いたスチャダラ出演のHMVイベント、ゲイ・サーファーズ・オン・アシッド、Shiba in car …などなど指折り数える本数で十二月を迎える事となり寂しくおもっていました。しかし、年の最後に運良く細野晴臣&東京シャイネスのチケットが手に入り、ド寒い年末の夜空に良い宴を期待して会場の九段会館へと向かいました。
細野晴臣&東京シャイネスとは夏に狭山で行なわれたハイドパークフェスティバルに出演したバンドで、細野さんが久々にギターを持ってボーカルをとっているという話題のバンドです。楽曲も73年の『HOSONO HOUSE』からのチョイスが中心らしく、あの頃を懐古する年代の方から、あの頃に夢を膨らませる若者、コーネリアスの子供までお客の年齢層は広かったです。会場の九段会館は初めて行ったのですが、建物は古くてかなり良い感じ。正月飾りもしてあって年末の雰囲気漂う場所でした。どうも関係者札の方が多いような気がしたのですが…e+一般予約な僕は3階ぬ列、3階はかなりの急勾配でステージを見下ろすようなロケーションです。なんだか山の斜面にたまに突然設置されているお地蔵さん群みたい。
前座のKAMA AINAは青柳さん1人でかなり変な事をやっていました。遠目だったので抽象的な表現になりますが、HIPHOPメソッドでワールドミュージックを切り貼り再構築しているように見えました。世界各地の様々なビートをがしがしと差し替えしつつ、これまた世界のどこかのメロディーをまるで上モノトラックのように重ねていくというもの。全て人力、しかも一人。なんとなくDJ SHADOWのライブを想起しました。オタク受けしそうな怪演なり。眼前に広がる九段バレーの闇は深い。
そして開演から30分きっかりで細野晴臣&東京シャイネスが登場しました。1曲目「ろっかばいまいべいびい」のイントロが始まった途端に大歓声。続くのは「風をあつめて」~「暗闇坂むささび変化」~「僕は一寸」と、出し惜しみ無しで全開ですが、早々に「風をあつめて」の歌詞をとちっていました。はっぴいえんどでのレコーディングの時から歌ってないのだそうです(ホントか?)YMO「LOTUS LOVE」~「恋は桃色」の後は、演奏のニューオリンズ度が高まり「Pom Pom蒸気」、公開リハーサルと称してブルースの名曲のカヴァーへと突入。まあ難しい曲をシャイなみなさんとても上手に演奏なさる。特に浜口茂外也さんのドラムが素晴らしかったです。細野さんの唄も、練習し過ぎて声が出ないとおっしゃっていましたが段々調子があがってきたようで「チャタヌガチューチュー」はかなり凄かった!いつものおとぼけキャラクター炸裂のMCもよかったです。「夏なんです」あたりではよく聞いていた頃を想い出して胸が熱くなり、今の季節にぴったりの「終わりの季節」~本編ラストの「はらいそ」と夢のような演奏が繰り広げられました。やはり「はらいそ」は今でも唄ってもいいと思えるくらいに思いいれの強い曲なのだそうです。
アンコールでは歌詞をとちってしまった「風をあつめて」をもう一回やり、ゲストに環太平洋モンゴロイドユニットのメンバーを加えての坂本冬美「幸せハッピー」、そしてSKETCH SHOWの楽曲で締めくくりました。
あまりに惜しみなく演奏される名曲のオンパレードは圧巻で、懐かしい日々の想いでと共にとても気持ちよい年末のひとときを過ごせました。今夜はDVD撮影も行なっていたのでそのうちリリースされると思います。また、コンサートパンフによると、2006年に11年ぶりのボーカルソロアルバムを出すとの事。御年57歳、ますますご清栄で何よりです。▼
Posted by Takuya Endo at December 28, 2005 03:32 AM










