April 08, 2005

Beck "Guero"

guero.jpg

*「2005年初頭はBECKの『Midnight Vultures』とPrinceとOutkastと岡村靖幸とN・E・R・Dをシャッフルで聴いていました。すると、声が出てくるまでは誰なのかよくわからないというむずかしめのイントロクイズ集"プリ色に染まれ"になってしまいました。そんな素敵な『Midnight Vultures』ですが、発売当時はフジロックでの生デボラの興奮も冷めてしまった頃でなんとなく購入しませんでした。しかし今更借りて聴いてみると楽しくてよく出来たアルバムだという事がわかりとても気に入っています。学生時代は『ONE FOOT IN THE GRAVE』などフォーキーなベックを好んでいたので、趣味の移行も関係しているかもしれません。

そこできた陽サイドのこのアルバムは僕にはジャストタイミングで、期待感も募りつい限定盤を購入してしまいました。DVD付きというだけで国内通常盤US盤が買えちゃうくらいの値段の嗜好品ですが、ディジーラスカルのRemixが興味深く、また収録されている『E-PRO』のまんまナイトメアビフォアクリスマス・ワイヤーフレーム版といったPVもなかなか気に入ったのでフンパツ。DVDのほうはビデオクリップ2曲の他に全曲のDVDオーディオトラックと、全曲のVisual Mixが収録されています。このVisual Mixは、要はアルバム収録曲にVJ映像がついているという代物で正直中途半端です。DVD Audio再生プレーヤーを持っていない僕としてはDVDの内容はちょっととっちらかっているように見えます。Remixの4曲は、"まあなんだかんだでRemix"という感じなので、通常盤購入でも問題なさそうです。あとは日本盤ボーナストラック3曲が派手めな曲(本編より目立っている)ので国内盤買ったほうが長く楽しめそう(Destiny's Childの近作もそう思ったなあ…)

本編の内容はもはやベック内タイムレス。よく言われているように、キャリア総括といっても過言ではない程の紛れもないベック印。それこそ彼が登場してきたときのブルース/ヒップホップ/フォーク等のゴッタ煮サウンドやら、その後現したブラジル音楽テイストやら、プリンス趣味やらがここそこに顔を出してきます。特に『Odelay』の時の砂っぽい暑さとクーラーが効き過ぎている部屋が両立している空間というか、90年代バリバリのジェネレーションX感覚もよみがえってくるサウンドが懐かしいです。『Broken Drum』辺りは特に、東武東上線志木駅から学校への果てしない(と思えた)道のりを思い出します。追試の追試、グエ。

それこそ『Odelay』の10年ぶりのアップデート版という感じですが、随分お金かかってそうだし、なにより音楽への愛情がこもっている一枚です。限定盤はDVD-Audio付という点も含めて長く楽しんでねという配慮が感じられます。アートワークも本のようで凝っているので、"BECKが青春時代のアイドル"という世代は迷わず限定盤いっときましょう。今ならまだAmazonで買えてしかも安くなっています。▼

Posted by Takuya Endo at April 8, 2005 09:10 AM | TrackBack
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