January 12, 2004
OUTKAST "SPEAKERVOXXX/THE LOVE BELOW"
*「2003年の年末はこのアルバムをよく聴きました。
CD二枚組、アナログだと四枚組という大作で
アンドレとビッグ・ボーイの二人がそれぞれソロで作った作品を
カップリングした内容になっています。
同じく暮れに素晴しい名作をリリースしたリッキー・リージョーンズは
インタビューで「今、最も新しい音楽を創り出していると思うアーティスト」として
アウトキャストを挙げていました、異ジャンルからのラヴコールも
さることながら、大ヒットシングル曲 "Hey Ya"は様々な場面で
耳にする機会が多かったように思います。
相変わらずHIPHOPを逸脱してブッ飛んだサウンドを
披露しているビッグ・ボーイによる"SPEAKERVOXXX"は
従来のアウトキャストのイメージに沿った傑作。
しかし、驚いたのはアンドレによる"THE LOVE BELOW"
はみだし者のOUTKASTが、はみだすどころか
ニュー・スタンダードを成し遂げてしまったと言える程の
新鮮な驚きに満ち溢れています。元々サントラ用に作っていた
もので、"LOVE"をテーマにしているというだけあって
HIPHOPというよりは、JAZZやSOULを主軸にした歌モノが
多くを占めています。70’s SOULの名盤一枚に匹敵するような
美しいメロディーの充実ぶり、
90年代を軽々と乗り越えたベラボーなビートマナー、
バックグラウンドとして想起される音楽の多様さといったら!
このアルバムがビルボードチャート上位を占拠しているのもかっこいい。
"Hey Ya"なんて僕の思う「未来のポピュラーミュージック」の限界を
もう随分と超えていっています。
間違いなくニュースタンダード。どんどんやってくれ、アウトキャスト!
ATCQの"THE LOVE MOVEMENT"に始まり
砂原良徳の"LOVE BEAT"、sndの"TENDER LOVE"
"LOVE"とつく作品に心惹かれる事が多いなあ。▼











