January 11, 2011

2010年の10曲

Amazonで購入 Wyatt / Atzmon / Stephen - The Ghosts Within
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*「あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。記憶が薄れないうちに毎年恒例の、2010年特に印象に残った10曲を挙げたいと思います。

・Wyatt / Atzmon / Stephen - The Ghosts Within

ワイアット翁の新作はジャズトリオ作品。スタンダードとオリジナル曲がならんで違和感なくワイアット印なのは最早仙境に達しているといっても過言ではない音仙人ならでは!しかも、Tom Tom Clubみたいなラップが入った曲があったりと、攻めの姿勢は崩していません。
選んだのは表題曲となっているマスターピース。弦と笛と声が織り成すファンタジーに眩暈が。。。

・Brian Wilson - The Like In I Love You

ずっと楽しみにしていたブライアン・ウィルソンによるガーシュインReimaging!届いたレコードに針を落とした瞬間に思わず涙が出そうだった程に、豊潤且つかけがえのない音楽。
万人の琴線を震わし、更にその一部をちょっぴり狂わす才気はやっぱサイケだなーっと。

・Antony and the Johnsons - Thank You For Your Love

2月の来日公演が印象深いAntony。その後大野一雄さんが亡くなってしまい、まるで妖精のように見えた彼の心を思うと、自分の胸も締め付けられるようでした。
先行シングルにもなっていたこの曲は、前作収録の「Kiss my name」にも見られたAntonyの歌謡心が爆発してます。異様に密度が高く感じる楽曲。

・Dirty Projectors - Ascending Melody

2009年はDavid Byrneとの共演曲を選びましたが、2010年は3度も彼らのライブを観たもんで印象に残りました。"カードが多い"というのは勿論誉め言葉ですが、かといって器用なだけじゃなくってきっとリーダーのDavid Longstrethはすこしおかしくって、揃えたカードが結構飛び道具ばかりで、実はそういう楽しみもかなりあるバンドなんです。BjorkやThe Rootsと共演に至るにはそんなワケがあると思うのです。

「Stillness Is The Move」という曲なんて、昨今のR&Bアイドルばりの曲でおもしろいなーと思っていたら、ビヨンセの妹のソランジェがカヴァーしてたり。

こっちがオリジナル。

あと、12分と少し長い映像ですが、下記の Take Away Show のラストはちょっと感動的。

・Neil Young - Angry World

エレキギター弾き語りアルバムで、ダニエルラノワプロデュースで、アルバムタイトルがずばり『Le noise』(!) なんて期待するなってのが無理な話。結果は大正解で、期待通りの唯一世界が存分に展開されていました。
その中から選んだこの「Angry World」なんてメロディも歌詞も既聴感というか、曲名からして既視感ばりばり!アコースティックバージョンもバンドバージョンも観た事聴いた事ありそうな程に、ただただNヤング印な曲ですが、ギターノイズの行間に在る雄弁なるヤングインフォメーションを受信しちゃってビリビリ!

・山本精一 - 待ち合わせ

ギターノイズに語らせるなら、本邦が誇るべきはこの方、山本精一先生。本人が語る詩世界も意味不明ながら妙に日常にフィットしてくるし、お隣のサイケ感が心地良すぎです。
間も無く出る、『PLAYGROUND』のアコースティックバージョンも楽しみ!(「夢の半周」を歌っているとの事!)

・Gil Scott Heron - I'm new here

今尚アグレッシブなヘロン先生の健在振りに恐縮。。。ブックレットには、一回目にこのCDを聴く時はカーステやポータブルオーディオプレーヤーなんて論外じゃ!家のステレオの前で正座して聴くのじゃ!携帯なんぞ切っとけ!!と書いてありました。。。その言に反論出来ぬバンカラな音です。
特に「NewYork is killing me」という曲なんて、朝から聴いたら会社に行きたくなくなったという呪いの音楽でトラウマ級。そしたらフジロックのクリス・カニンガムのライブでサンプリングされてて成る程なあと思いました。
その曲は繰り返し聴くと危険なので、穏やか表題曲を選びましたが、それでもヘロン先生の声の力には畏れを抱いてしまいます。

・Sade - Babyfather

こちらは只管安心の音楽。安心も極まり過ぎると怖さも見えてくるような気もしますが、そんな事はなく地平線まで見渡す限りの安心が在るのみ。安心ハードコア。

・Rufus Wainwright - The Dream

亡き母と姉に捧ぐ、ド私小説的なピアノ弾き語り作品をリリースしたルーファス・ウェインライト氏。歌心は勿論素敵の一言の名曲ですが、その下を流れるせせらぎのようなピアノが兎に角美しいです。アルバムまるまるピアノ作品としてリリースされても良いと思える程。

・The Drums - I Felt Stupid

なんというかピュア過ぎるSmith愛が越境してしまい、笑いの先の美しい涙を連れてくるこの図式は確信犯なのか、天然なのか判別不能。謎が謎を呼び、気付いたらハマっていました。
来日公演を見に行き、アルバムも何度も聴いて、気持ちの悪いPVも見まくったけどまだまだ飽きそうにないです。

因みにこの曲は2010年リリースのアルバムには収録されなかった2009年の曲ですが、友人に薦められて見た下記のライブ映像に衝撃を受けたのが始まり。狂熱のタンバリンマンは必見です(w

以上が、2010年印象に残った10曲です。
誰そ彼の活動など、今年も出来る限り色々とやっていきたいと思っています。どうぞ宜しくお願い致します。▼

::過去の関連エントリー::
2010年1月 - 2009年の10曲
2009年1月 - 2008年の10曲
2007年12月 - 2007年の10曲
2007年1月 - 2006年の10曲
2005年2月 - 2004年の10枚

投稿者 Takuya Endo : 11:17 PM | コメント (655)

June 11, 2010

ひふみよ

ひふみよ

*「ひふみよ行ってきました。@渋谷NHKホール。小沢健二は僕の最大のヤングトラウマなので、最早正常な判断が出来ているか不明ですが書かずにはいられない。

KENJI OZAWAが捩れ捩れまくっているのはいつものことで、序盤の(こちらの)戸惑いや居心地の悪さにいつしか慣れる頃に『痛快ウキウキ通り』の「喜びを他の誰かと分かりあう」というフレーズが歌われました。曲はあっという間だった。「プラダの靴が欲しいの~♪」という出だしで、それから3分弱でこんな、幸せの根源的なテーマに到達しているなんて素晴らしいポップスだなと実感しました。

曲間の、MCというより"お話"の中で「笑い」について触れていたけど、ローカルネットワークでしか通用しないようなネタから起こる「笑い」の効用や「なんかわかっちゃう感じ」。排他的とも言えるけど、実際はそういうローカルな世間のレイヤーの往来の中で僕らは一人一人生きている。同じ言語を持った人と偶然か必然か、出会って共感して確かめ合う。そんな事の繰り返しの中で進んでいくのだ、という感覚が最近凄くあるのです。正に「愛すべき 生まれて育ってサークル」のような。

昨年偶然か必然か出会って、今回同行する事になった若い友達が、ひふみよの帰り道に夏目漱石の話をしてくれました。漱石曰く、昔は"Love"に相当する日本語がなかった。何故なら「月が綺麗ですね」で愛を分かりあえたから。つまり、平安の歌文化の頃から変わらず「それだけがこの世の中を熱く」していたのだなあと、僕は思いを馳せました。「なんかわかっちゃう感じ」で幸せを共有していたのは今もずっと変わらない。

時は流れ、人は変わり、街は変わり、だけどキャラバンは進んで行く。変わったもの、変わらないものは何かという事を知るそれぞれの誰かと、共感する、確かめ合う。そのために我は時を行くのだ。

予想していた以上に(というか想像ができなかった)、素直に古い曲を演奏していました。そしてその為のアップデートの準備は周到に算段されていました。長い旅から戻った新しい視点で、ストーリーは作られていた。シンガポールでマツダの中古車を大事にしているスポーツライターの話の後で、あの『カローラⅡにのって』をどこかの国の奇妙な民族音楽のようなアレンジで演奏するという手腕はお見事としか言い様がなかったです。カローラⅡは飛んでゆく。

"渋谷系"という言葉も、最早フォークロア化させていました。世界のどんな街にもその街の歌があって、幾度も演奏されて歌われている。「僕はこの街(渋谷)の歌にしてもらえてよかったです。」というような事を言っていたのです。
遠い街の物語を話しているラジオからのスティーリー・ダンは、この街の物語を歌う『いちょう並木のセレナーデ』に置き換えられていました。
名古屋公演を見たという友人は「ジャマイカ人にとってのレゲエと、日本人にとってのオザケンは、多分一緒なんじゃないだろうか」なんてつぶやいていたけど、ある意味ではそうかもしれないな。渋谷HMV前で待ち合わせて、公園通りを歩いてNHKホールに向かう。「あれっ?CD何買ったの?」なんてステレオタイプな渋谷原風景が今も生きていたとは!昨日の自分はまるで河童か天狗にでもなったかのような気分でした。

小沢健二は旅の中で各国の『土着』の美しさを発見して、それを持ち帰って自分も日本での土着化を試しているのではないかという気がしたのです。

「それで Life is comin' back 僕らを待つ」とは歌えなかったのか、歌詞を変えて「それで 感じたかった 僕らを待つ」と。「Lovely lovely way, can't you see the way? It's a」のとこは「Lovely lovely day 完璧な絵に似た」に変えるので、観客に歌を練習させるシーンが序盤にあるのですが、その時に「一時間後にこの曲をやる時には必ずそういう気持ちになってるはずだから!」と断言していました。
実際そういう気持ちになっていたのですが、前述の周到なる算段や渋谷原風景を「完璧な絵」と捉えてしまうと"してやられた感"があって癪なので(笑)、素直に"完璧な絵に似た"未来のLovely dayを空想して渋谷の神話は美しいものとして締め括りました。▼

投稿者 Takuya Endo : 12:55 AM | コメント (547)

April 23, 2010

世間地図

小田原城にて

*「昨晩読み終えたとある本の中で『世間てェのはあるものじゃねえ、作るものだ』という科白が強く印象に残りました。今インドに行っている友人が昔似たような口調で気概を吐いていたのをよく覚えていますが、この科白は別に気概のようなものではない。ですが、とても前向きで良い科白だと思いました。

この頃、Twitterをやっているとつくづく自分のタイムラインに"世間"を感じます。これは自分の"世間"をデフォルメした縮図のようではなかろうか?と。そうやって眺めてみるとおもしろい。色んな人がいて、全然知らない人も多いのだけど、やはりどこかひっかかってきたり、全く自分に関係の無い人とは思えなくなってくる。一応『誰そ彼』アカウントを名乗っているので、イベントに興味を持ってくれたという方が多いようす。だとしたらやはり自分の"世間"と重なっています。名付けたし、育んできたし、僕の"世間地図"の中で誰そ彼は大きな大陸を成している。

寺院内制手工業中の誰そ彼スタッフたち

この誰そ彼という世間は、勿論他のスタッフや関係者たちの"my世間地図"にも大なり小なり登場している事でしょうが、そういった重なる地形を利用して他人の"世間地図"へと旅をしてみるのが最近面白くなってきました。家族も一つの"世間"だし、または地元であったり、他の活動の場であったり、重なる世間を糸口にして他人の世間に顔を出してみる・混じってみると、必ずひとつ以上は美しい景色を見る事ができるのです。コレ不思議。

年末に関西へ行って"友人の家族"という世間に混じってみたり、名古屋・小田原など"友人の地元"に顔を出してみたり、暫く離れていた鳥取の友人に会いに行ったら世間が変わったせいか言語や思考も違っちゃってケンカしたり、その時は"舞台"と称したけれど友人の居るバーで見た(参加した)人間模様だって一夜の世間だ。
等など…とにかく僕は今、こんな世間旅行にハマっています。それぞれの世間のレイヤーが層をつくる過程が楽しくてたまらないのです。

最近特に楽しかった世間旅行は、【TOKYO WEEK SOUND EXPRESSION Vol.1】と名付けられていました。このブログでもちらっと触れていたり、近頃お会いした方には良く出来たフライヤーをお配りしたかと思うのですが、4/6-25まで行なわれるライブイベントや写真展に総称を付けてひとまとまりとして見せた、云わばひとつの世間地図であります。

リハ中のsolo andata

先日の誰そ彼 Vol.18は、NYのレーベル12kのshow caseライブを兼ねての開催で正に二つの世間が介在していたのですが、同時期にオーストラリアから来日するTom Hallのツアーや、周辺のアーティスト達のイベントなど、近い世間同士に串刺しトンネルを掘ってみたワケです。

Tom Hall

それぞれが割りと既に構築された世間であるし、それぞれ維持するパワーもかかっている故に、このトンネルこそが功を奏した!と云えるほどの効果までは残念ながらなかったような気がしますが(w、中に居たはずの僕がとっても楽しくなっちゃって、先に述べたような近しい世間を旅しながら、なんとなく良いブレンドの空気を感じていたのは事実。この期間で見たライブはどれも好きな音楽と思えるし、やはり狭い世間ですからその中で出会う人が僕の世間の誰かと繋がっていたり。

moskitoo

この開催形態は世に名高い「コラボ」とも違うし、完全に混ざり合っちゃうわけでもないし、"世間同士が重なり合う"としか例えようの無い感じ。来てくれるお客さんにまで伝えるのは相当の工夫が必要なのだろうけど、例えばこの、"いくつかの世間のレイヤーとレイヤーの間"に [新しい世間] を見出すというのはどうだろう?まるでジョジョの新しいスタンド能力の説明のようになってきてしまいましたが、、、
『世間てェのはあるものじゃねえ、作るものだ』なんて、気概に至らぬ科白を吐いてみたくなったのです。▼

投稿者 Takuya Endo : 12:36 AM | コメント (394)

March 01, 2010

It really, really, really could happen

*「たしか新宿のみで二日間しかかからなくって、その当日に上映されることを知って映画館に電話したらもう満席ですと言われたblurのドキュメンタリー映画『No Distance Left To Run』。
それからすぐにDVDが発売となり、しかも去年のハイドパークコンサートがまるっと収録された二枚目がつくというので早速購入しました。

ハイドパークのライブDVDがメインでオマケがドキュメンタリーって感じだよなあ、なんて気がして買っても二枚目のほうを先に黒ビールと共に散々盛り上がりました。
かっこつけマンのアレックスがタバコに火をつけて"Girls & Boys"のあのベースラインが始まるとことか、"Beetlebum"のグレアムのイントロは未だに心に突き刺さる威力を持つ。"Parklife"ではフィル・ダニエルズが登場して「Cheers London!」。そして日暮れのハイドパークにて"tender"の止まない合唱には落涙も禁じ得ないほど!やっぱblurは青春なり。

そして1週間くらい経って時間があったので、くらいのノリでようやくドキュメンタリー(一応メイン)のほうを観たのですが、やはりこっちも往年のファンとしては胸にせまるものがありました。

アートスクールあがりのルックスもそれなりにかわいい若いバンドがアイドルのようにデビューさせられて、それなりに人気が出たもののお金を持ち逃げされたりしてツアーが失敗、戻ってみれば見向きもされていない。これはよくありそうな話。
しかし、アメリカのグランジブームに反感を抱いて「英国」である事にアイデンティティを見出し、それでモッズの兄さん達が味方について盛り返す。これもまあありそうな話。モノクロの映像でデーモンがバスにつかまってロンドンを走るという"For Tomorrow"のビデオが印象的です。

そしたら同時期に他の人気者(ガキ大将)が出てきて、ひとつのムーブメントを成すまでに至るも、メディアに対する嫌悪感や疲弊、理想との乖離から自分たちが嫌いになってしまう。と、ここまでが『The Great Escape』まで。
ここで本当に大脱走になっちゃって終わり、ってのもよくある話。実際にガキ大将とのシングル同時発売事件の時は、正に試合に勝って勝負に負けたような具合で、グレアムは窓から飛び降りようとしたりしてぐちゃぐちゃだったらしい。「これはビジネスだけでなく生身の人間が関わってるという事が伝わると思った。」って、グレアム~(泣

ここで終わって何年後かにビジネスで再結成みたいな流れにならなかったのがblurのタフなとこであり、そしてまた90年代という時代も要因としてはあったのではないかと思います。飛び降りようとするまでに真剣でピュアなグレアムはアメリカに渡って、彼らが反旗を翻したグランジの次の流れであるオルタナティブの要素を持ち込んで再起にかけたわけです。
「音楽で驚かせたかった。」と本気で思って出来たのが"Song2"であり、"Beetlebum"。確かに驚きました。
そのアルバムの発表記者会見では「僕はジャズのレコードを作りたかったが、まだうまくできないんだ。」と言って記者達の笑いをとるグレアム。でもきっとこれは冗談なんかじゃないんだ。グレアム~(泣

と、ここまで割りとグレアムひいき目線で書いてきたのですが、結局このドキュメンタリーを通じて分かるのは火種は大概グレアムってこと(笑)彼自身によって自己分析もされてますが、アル中だったし辛い時に感情をすぐに出してしまう…。その点デーモンはちゃんとやるべき事のためにコントロールができるらしい。アレックスは享楽的でおちゃらけているし、デイブは離婚問題とか転職を考えたりと結構リアル方面。
つまりblurの中で一番ナイーブでおセンチでロック的で、僕たちが共感を寄せてしまいがちなのがグレアムなのだ!
「カムデンのパブで塗装工たちと話してる方が楽しいよ。」なんて本当に身近。亀戸や立石にホルモンで一杯飲りに行くような感じじゃないか。

そんなグレアムがもう一度やろうって決めて立ったグラストンベリーのステージでの"tender"!!こちらでも止まない合唱。それどころか、ライブが終わって散り散りになった客たちがまだそこかしこで歌っているシーンが写ります。グレアムとデーモンが共作した詞。みんなが歌い続けている「Oh my baby」の部分はグレアムが朝突然思いついたのだと言う。まさかみんながあんなに歌うような歌になるとは思ってなかった。って、グレアム~(泣
良かったな!!

それでも微妙な関係であった二人が完全和解をしてハイド・パークコンサートに繋がるエピソードが美しい。カフェで会って、ケーキを頼んだデーモンはそれを二つに割ってグレアムにあげた。そしてコーヒーをこぼして、悪態をついた。
そもそもエセックスの学校での2人の出会いは、革靴に黒いトレンチ・コートで自信満々のデーモンが、グレアムの靴を偽物だとけなした事が始まりという。そしてグレアムはそれを今でも根にもっていると語るデーモンの笑顔。素敵じゃないか。▼

追伸:今年のフジは仲良しのMassive Attackも来る事だし、blur来ないかなあ。昨年は豪雨の中ガキ大将の"Live Forever"を合唱したので、今年は満天の星の空の下で"Universal"を歌いたいです。テントに戻る道すがら、"tender"を歌いたいです。

投稿者 Takuya Endo : 02:50 AM | コメント (462)

February 28, 2010

誰そ彼 Vol.18 のお知らせ

*「桜の香り残る麗らかな春の日に、誰そ彼 Vol.18を開催致します。

今回はNYの電子音楽レーベル [12K] のショウケースライブという事で、オーストラリア人デュオのsolo andata(ソロ・アンダタ)、NY在住のアーティストのsawakoさん。そして、Filfla等でもご活躍の女性アーティストmoskitooさんにご出演頂きます。
また、豪華客演として同じくオーストラリアの電子音楽家である、Tom Hallの出演も決定しました。

繊細で美しい音の粒子と春の匂い立ち込める本堂にて、たそがれ時のひとときをお楽しみください。

お寺の音楽会 誰そ彼 Vol.18 - 12K show case 2010 -

日時:2010年4月10日(土)17:00~21:00
場所:梅上山 光明寺(東京 神谷町)
料金:1,000円 with 1ドリンク
◆ ご予約はコチラから!
  http://www.taso.jp/test/contact/contact.php?event=vol18
 - ご予約数が定員に達し次第、受付を終了させて頂きます。
 - 定員に達しない場合は、当日券もご用意致します。

出演:
[Live]
 ・solo andata (12K / from Australia)
  http://www.myspace.com/soloandata
 ・sawako (12K)
  http://www.myspace.com/sawako
 ・moskitoo (12K)
  http://www.myspace.com/moskitoo
 ・Tom Hall (from Australia)
  http://www.myspace.com/digi_destroy
 
[法話]
 ・講師未定
[PA]
 ・福岡功訓 (FLY_SOUND)
[選曲]
 ・Busse Posse DJ's
[Food]
 ・青江覚峰(from 暗闇ごはん)
  http://www.higan.net/blog/kurayami/
[Drink]
 ・神谷町オープンテラス
  http://www.komyo.net/kot/

[ 主催 ]
・誰そ彼
 http://www.taso.jp/
・cubic music
 http://www.cubicmusic.com/

[ 協力 ]
・p*dis
 http://www.inpartmaint.com/pdis/
・田口製作所
 http://www.taguchi-craft.com/


<ご出演者紹介>

solo andata (12K / from Australia)】

soloandata02.jpg

 2006年にシカゴの名門レーベル[hefty]からデビューしたオーストラリア人デュオ solo andata(イタリア語で "片道" の意)。
2009年12月、12Kよりセルフタイトルのフルアルバム『solo andata』をリリース。
繊細な音のレイヤーが幾重にも折り重なった、豊潤で美しいエレクトロアコースティック・サウンドは多くのファンを魅了している。
またアルバム『solo andata』からシングルカットされた「look for me here」では、坂本龍一とイタリア人アーティストGiuseppe Lelasiという豪華なアーティストによるリミックスが収録されています。
今回、待望の初来日。

sawako (12K)】

sawako.jpg

 名古屋出身。現在、ニューヨーク在住。デジタル技術を用いながらオーガニックで瑞々しい世界感を紡ぐsawakoの作品は、これまで英国のWire誌や米国のNYArt誌などにとりあげられてきました。
2000年ごろからネット上をベースに活動をはじめ、ガーリーミニマリズムの先駆けとして活躍。日常の小さな断片をきりとって、電子音とともに、様々な情景のうつろう懐かしくて少し切ない凛とした空気感を紡ぎます。
親しみやすい穏やかな音景によって「microsound」「lawercase sound」とよばれていたジャンルの裾野を広げることに貢献する一方、その硬派でゆるぎない独特の世界感とテクノロジーに関する洞察力の深さは、世界中のコアなリスナーに根強く支持されつづけています。

これまでに、12k、and/OAR、Anticipate Recordingsから通算4枚のソロアルバムをリリース、 Taylor Deupree、Asuna、Andrew Deutsch、Kenneth Kirschner、杉本拓、中村としまる、HYPO、Daisuke Miyatani、青木隼人、Radiosonde、nobuko hori、Ryan Francesconi、Jacob Kirkegaardなどとコラボレーションを行ってきました。

MUTEKフェスティバル (カナダ)、 Gladeフェスティバル(イギリス)、 Resonance FM(ロンドン)、Institute of Contemporary Art London (ロンドン)、トニック(ニューヨーク)、スターバックスサロン(NYC)、OFFFフェスティバル(リスボン)、Armory Show、World Financial Center、Warmup at P.S.1/MOMA(ニューヨーク)、バトファー (パリ)、 Kunstraum Walcheturm (チューリッヒ)、オフサイト(東京)、アップルストア心斎橋(大阪)、m12 (ベルリン)、Corcoranギャラリー (Washington DC)、UCLA Hammer Museum (LA)、Fiskeプラネタリウム(コロラド)、niuギャラリー(バルセロナ)、Interferenze (イタリア)など世界各地でサウンドやビジュアルのパフォーマンスを勢力的に展開。

また、音の領域だけにとどまらず、デジタルアーティストとして、映像、シグナルスケープ、サウンドスケープ、collaboration narrative、日常の中のささやかな物語などをテーマに活動、World Forum of Acoustic Ecologyやバークレー音楽院、Max/MSP/Jitterワークショップ(AD&A Gallery、大阪)Programmable Media II: Networked_Music(ペース大学、NYC)等のシンポジウムでアーティストトークも行いました。
幼少時に金春流能楽を8年、クラシックピアノを13年習い、慶応義塾大学環境情報学部卒業、New York University Interactive Telecommunication Programで修士号習得。

moskitoo (12K)】

moskitoo.jpg

 1978年12月26日 生まれ。札幌出身のアーティスト/雑貨・グラフィックデザイナー。
1997年より音楽制作を開始以降、様々なユニットへの参加やリリースを経て、2005年よりmoskitooとしてソロ活動をスタート。
ギター、鉄琴、オルガン、胡弓、トイ楽器など身の回りにある様々な楽器とラップトップを使ったスタイルで作品作りを行う。
2007年2月、ニューヨークのレーベル12kより1stアルバム”DRAPE”リリース。また、同レーベルよりテイラー・デュプリー(12k)、フランク・ブレットシュナイダー (raster/Noton)、マーク・フェル(SND)らが参加するリミックスE.P.も発売される。
2008年9月、Filfla/Fourcolorとともにオランダ、フランス、イギリス、スイスなどヨーロッパ10都市、北米・カナダ3都市にて初のワールドツアーを行う。ツアーではカナダ・ウィニペグにて行われた”Send + Recive festival”をはじめとする様々なアートフェスティバルに出演。演奏の模様はオランダ、カナダの国営放送などで放映された。
自身の活動以外にも、FILFLA(HEADZ/WEATHER)の楽曲/ライブへの参加をはじめとして、国内外様々なアーティストとコラボレーションを行っている。
現在ニューアルバム、コラボレーション作品を制作中。

Tom Hall (from Australia)】

Tom_Hall.jpg

 オーストラリアのブリスベンを拠点とするメディア・アーティスト。
その幅広い作品郡は、彼の持つ多様のバックグラウンドや興味を反映し様々な媒体を用いて制作されている。
また、彼の活動には“日常”に主な焦点をあてた場・空間・時間の探究が含まれる。数多くの“周辺”空間から着想を得、それらを複数のアプローチによって社会と関連付け、再定義している。

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というわけで、4月10日に誰そ彼 Vol.18やります!今回はNYの電子音響レーベル12Kのショウケースライブという事で、所属アーティストであるsolo andata、sawako、moskitooの3組。そして誰そ彼からは偶然に同時期にオファーをもらっていたオーストラリアのTom Hallにご出演頂くという形になりました。
4月に誰そ彼というのはいい時期なのに何故かあまりやってなくて、今回は4年ぶり2回目!花見の余韻残る頃、テラスで一杯やりながらクワイエットな電子音楽に身を浸すのはさぞや気持ちの良い事と思います。今自分で告知書きながら客として行きたい!と思うので、本当におすすめです。

そしてこのTom Hall来日で、誰そ彼はいろいろお世話になっているKouhei Haradaくん(Vol.13 ご出演者)と、誰そ彼 PA福ちゃんが代官山Mで2日間イベントをやったり、六本木Super DeluxeでもTom Hall来日公演(スペースバー[辰巳光英、不破大輔、ジマニカ]、町田良夫 + ヨシダダイキチDUO が出演)や、同所で Cal LyallさんのTest Toneがあったり。(スロヴェニアのMCとか台湾のアーティストとか、ごっちゃでオモシロそう!)
また、誰そ彼翌日は目白の自由学園明日館で12Kショウケース二日目があったり(こちらはTaylor Deupreeminamoが出演)、12Kオーナーであるテイラーの写真展が恵比寿NADiffで開催されたりします。
そんな感じで4月に周辺シーンのイベント目白押しでなので、それら一連のイベントをまとめる総称をつけてアートウィークというかフェスティバル的な見せ方で盛り上げようという目論見があります。そちらは現在計画中なので、詳細は後ほどまたお伝えします~。▼

投稿者 Takuya Endo : 12:26 PM | コメント (526)

February 14, 2010

Antony and the Ohnos -魂の糧- @草月ホール

antony.jpg

*「草月ホールでAntonyを観て来ました。本当に待望の!待望の来日!!
今回はAntony and the Johnsonsではなく、the Ohnosでの来日公演です。Antonyが芸術の師と仰ぐ舞踏家・大野一雄さんの短編フィルムと、正に競演するというコンセプトのショウでした。

グランドピアノを前にAntonyが歌いだすと、目の前に突然暗く太く深い川が現れたかのような感覚に襲われました。その水は冷たくもあり、温かくもあり、流れは激しかったり、穏やかであったり、よく掴めないのですが、ただその中の密度は圧倒的です。声に質量を感じます。なんというか、Antonyの心のふるえが空気に振動して音となっているような。魂だだ漏れ。

the JohnsonsのRob Mooseのヴァイオリンとコーラスも素敵でした。特にコーラスは素晴らしく、Antonyにばっちり合っている。グランドピアノとRobっていうミニマムな編成も良かったな。勿論the Johnsonsでも来日してほしいけど。

40分程度で9曲を演奏した後に一度閉幕して、大野一雄氏の映画『O氏の死者の書』がかかりました。70'sアヴァンギャルドな映像のバックで演奏されていたノスタルジックな音響はWilliam Basinskiによるものかな。あの作風ととてもマッチしていて、なかなかとっつきにくい映像への親切な窓口になっていたと思う。

再度幕が開き、Antonyが歌いだしたのはなんとエルヴィス・プレスリーの「Can't Help Falling In Love」。大野慶人さんが小さな大野一雄人形を持って、腹話術師のようなたたずまいで右に左に舞います。「Can't Help Falling In Love」は大野一雄さんが踊った曲という事なので、息子(といっても既に70歳くらい)と2人で芸術の師をトリビュートしたのです。こんなに幸せな光景はない。
演奏を終えて大野慶人さんが大野一雄人形をぺこぺこおじぎさせながら「Thank you Thank you」と挨拶するのがとてもかわいらしく、それを見て思わず椅子を立ち上がった時の、Antonyの顔!よかったなあ。

そして大野一雄さんは100歳の誕生日を迎えても舞台に立ち続けているという。▼

こちらでAntony and the Johnsonsのライブ音源が聴けます。(1時間半丸々!)

投稿者 Takuya Endo : 09:47 AM | コメント (575)

February 11, 2010

quiet loud quiet

Solid Steel Radio Show 29/1/2010 Part 3 + 4 - Strictly Kev  by  Ninja Tune


*「昨晩寝る前にTwitterのタイムラインを覗いてみたら DJ FOOD がBrian EnoしばりでDJ Mixをしている音源へのリンクがありました。寝よう寝ようと思っていたのに聴き始めちゃったらこれがかっこよくて眠れなくなってしまった。Eno Mixなのに観点がアンビエントじゃなくって、「Funky Eno!」これは素晴らしい。そして眠れるワケがない。
俄然盛り上がってきたのでひとりワインをあけてガブガブやりながら連想ゲームが始まり、細野晴臣、Massive Attack(新譜よかった!)、YMO、Sly & The Family Stone...と勝手に深夜の選曲タイム。
Brian Enoのファンクネスとアンビエンスの対比はそのままがっつり細野さんのキャリアの一部とリンクするような気がしてならなかったり。YMOが昨年Massive主催のフェスに出演したことや、映画『ハイ・フィディリティ』で少年が盗んだレコードの中にYMOが含まれているシーンを思い出したり。

これらとりとめもない連想はいっこうにまとまらず、こんな気分を文章にしたいけどできないなあと思いながらも、最後はキヨシローを聴きながらその旅を終えることにしたのですが、今になってまたむくむくと伝えたい気分が湧き上がってきたので筆をとってみた次第です。

実はその夜 YMO / Technodelic を聴きながら読んでいた雑誌が一冊。先日、下北のレコ屋で800円で入手した『H2』という雑誌の創刊号(1991年)。細野晴臣責任編集で、刊行はなんと筑摩書房から。冒頭のインタビューで細野さんはこう述べられています。

「たとえば、情報というのは、ビタミン剤のような、錠剤のようなものもあるし、安曇野の水みたいな、最近のミネラルウォーターみたいなものとか、そういうのもあるし。どちらかというと、今巷に溢れているのはビタミン剤みたいな、非常にドライなものばっかりですよね。そういう意味ではギスギスし過ぎている。目的を持ちすぎているというか。」

このインタビューから既に20年が経過していながらも、情報の即効性・即物性の側面は今尚加速し凶暴化し続けています。ビタミン剤がもはや劇薬と化しているかのような状態にも見えますが、Twitterなんてやっていると知らないうちに情報の選別作業ばかりをしている自分を実感するのです。
んで、更に細野先生は「今一番大事な能力というのは選ぶ能力だから。」とまで述べてしまっていらっしゃるのですが、実感としてはいれたくもないインプットで思考をかき乱される可能性は増殖し続けている。水もビタミン剤もどちらも必要な事は明白なのだけど。

それに繋がるような気がするのですが、田島貴男さんが最近の日記に以下のように書かれていました。以下引用

「時代はどんどん複雑になっていってシンプルへ戻ることはなさそうなんだな。
人が子供から大人になれば、物事が複雑で多面的に見えてくるように、
これから時代がもっと大人になるほど、物事はもっと複雑になってゆくみたいだ。
でも萎縮したりあわてたりしなくていいんじゃないのかな。
だからといって「かんけえねえ」って、
逆ギレしたりヒステリックになったりしなくてもいいんじゃないかな。
ふつうに朝起て顔を洗って元気を出して、
速くなってゆく変化について、複雑になってゆくことについて、
いろいろ感じ取ったり、見方をもう一つ増やしてみたりして、
思いめぐらしていったらいいんじゃないのかな。」

田島さんの言葉ってなかなか難しい内容をシンプルにさらっと出してくるのでいつも感心してしまいます。このブログでも何回か彼の言葉を取り上げさせてもらっていて、僕は人生で唯一ファンレターを出したことがあるくらい(笑
しかも、自分が気になっている問題に切り込んでくる言葉が多くって、驚いてしまいます。

そして先日のAXでのライブも凄くよかった。真冬のくせにめちゃくちゃ暑苦しい男のラテンロック!!懐かしい曲も4人編成のバンドアレンジで鮮やかに生まれ変わっていた。情報をちゃんと選び取っている人にしか出せないロックだと思う。僕の心と体は乾いた砂漠の如く、豊かなOriginal Loveの音楽がスーッと沁み込んで来ました。

細野さんの言葉なんてもはや20年前であるのに、今の僕の心に染み渡ってきた。これもすごいこと。正に安曇野の水のようです。
そこで20年前の細野さんが提言しているのが"クワイエットな気分"。"クワイエット"、これはなんだろう?ソウル・ミュージックほどガッツはなくって、ニュー・エイジを拒んだ人々が目指す、苔の様な、強靭で地味で、原始的で効率のいい…"過激な静けさ"とは!?

クワイエットの謎を解くカギが前述の田島さんの文章にあるような気がします。「ふつうに朝起て顔を洗って元気を出して」という一文が正にクワイエットな気分だと思うのです。そのクワイエットな気分の中で「変化について色々と感じ取ったり、見方をもう一つしてみたりして…」
つまり、"差"について敏感にあれ、というか。ハレがあってこそのケで、ケがあってこそのハレだということ、そのことについて意識的に暮らしていくこと、ですかねえ。。。だからEnoも細野さんもアンビエントだなんていいつつも、根っこはけったいなファンクを内包しているのです。

ふたつのM

『遠野物語』が今年100周年だそうで、水木しげる先生が遠野物語を原作とした漫画を出版されたのですが、改めて読み返してみると本当にケ・ムードが蔓延しきっている本だなあ。というか、遠野物語も情報なのですね。よく考えてみたら100年前にもちっと前の事を振り返ってみました、という情報。柳田マジックで文学作品という属性も付与されているわけですが、あくまでも語りを書き起こしただけの、情報。
ただ、この情報は非常にクワイエットなもので、100年かけてじんわりじわじわと平地人を戦慄せしめているのです。水のように。

僕もクワイエットな気分が少しわかってきたかな。こうやって自分の日々の暮らしの点を結んでみたら、じわっとクワイエットな何かが浮かび上がってきたという気がする。いや、既に大事なのは"気分"という言葉にシフトしているかもしれない。自分の暮らしを支配する"気分"。

pixiesのドキュメンタリー映画で『Loud Quiet Loud』というタイトルがあったけど、『Quiet Loud Quiet』くらいのペースの気分が僕や誰そ彼には程良い感じがするね。
tとL、dとQの二つの半角スペースを大切に楽しみつつ、水のような言葉を紡いでいけたらいいなあ。▼

10/02/14 追記:田島貴男さんのtwitterより引用
「音楽は情報であると同時に、大昔からずっと人が抱いてきた、気持ちいいとか寂しいとかの、気持ちの振動なんだな。」

投稿者 Takuya Endo : 02:35 AM | コメント (488)

January 18, 2010

爽やかな冬の酔いにまかせて

誰そ彼 Vol.17

*「昨日は誰そ彼 Vol.17でした。ご来場くださったお客様、ご出演くださった方々、ご協力くださった皆様、本当に有り難うございます。

テラスは相当寒かったのですが、多くの人々が集い賑わいました。

宮下敬一さんは繊細なアコースティックの前半部と、エレキに持ち代えて、くらくらめまいのするようなしびれる演奏の対比がかっこよかった!

宮下敬一

ejeさんは、とにかくきめ細やか!音量への気配りが半端無く、そのゆらぎでこちらもくらくら酩酊しそうです。

eje

pitbeatはめくるめくサンプリングノイズで目が回りそう。単色とカラフルを使い分け、時に激しく、時ににぎやかに、アクセントの予測が不可能な展開が面白かった!

pitbeat

合間のレコード選曲は、この頃心の琴線に触れたものをチョイスして持ってゆき、ざっくばらんにかけました。
勝手に今回のテーマソングに決めていたアフリカ人ピアニストのDollar Brandによるエリントン賛歌"Ode to Duke"("Jump for Joy"のティンパニと歌によるカバーで始まる)をかけたときにpitbeatがレコードのラベルを確認しにきたのが嬉しかった。ジャケットを見せて「これだ」と指すと、親指をたててgoodのジェスチャー。この時点で、ああ今回の誰そ彼はやってよかったな、との思いがこみ上げてきました。

また、いつも繋がりに困ったときにかけるように持って行っている細野さんの『銀河鉄道の夜』サントラは、pitbeatの連れの英国人の名前がジョバンニだったので打ち上げで活躍。帯に写っているあの猫のキャラクタを見せて「こいつがジョバンニで、こいつがカムパネルラ」と教えてあげられたのでよかった。

そしていつも楽しい打ち上げですが、昨日も素晴らしかった。暗闇ごはんの青江さんによる料理がいつもおいし過ぎる。
もち米を棒でたたいて作ったおもち入りのけんちん汁、イタリアといえばにんにく&トマトでしょうという事から作ったという、名前は忘れたが鶏肉のトマト煮込み。
そして最後に釜にあまっていたご飯に、鶏肉の煮こごりをぶっかけて食ったのが旨すぎでした。しあわせな事です。

誰そ彼もこの7月で丸7年らしいです。7年もお寺周りでうろうろしていると、流石に仏教に対して興味がありますと言えるくらいの何かが身についてきているという気がします。今年は、この「何か」を自分達と似た誰かに伝えていってみたいなという思いで色々と考えております。

次回誰そ彼は未定ですが、決まったらまたお知らせいたしますので、是非とも遊びにきて頂きたいです。

誰そ彼明けの日はいつも羅針盤を聞きたくなるのですが、今日はなぜか小沢健二 "夢が夢なら"を繰り返し聴いていました。
さあ、今年はどんな一年になるのかな。▼

投稿者 Takuya Endo : 12:57 AM | コメント (487)

January 03, 2010

2009年の10曲

Amazonで購入 Dirty Projectors + David Byrne - Knotty Pine
Amazonで購入 Jimi Tenor / Tony Allen - Mama England
Amazonで購入 Tortoise - Northern Something
Amazonで購入 Caetano Veloso - Perdeu
Amazonで購入 The Horrors - Three Decades
Amazonで購入 Robin Guthrie - Some Sort Of Paradise
Amazonで購入 Orchestre National De Jazz / Daniel Yvinec - The Song
Amazonで購入 Prefab Sprout - Meet The New Mozart
Amazonで購入 Pascals - A Shine On Your Head
Amazonで購入 Yo La Tengo - More Stars Than There Are In Heaven

*「あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。記憶が薄れないうちに、2009年特に印象に残った10曲を挙げたいと思います。

・Dirty Projectors + David Byrne - Knotty Pine

最近はアフリカ音楽の影響を取り入れた若いバンドが流行っているようですね。その先鋒とも言えるDirty Projectorsが名コンピ『Dark was the night』にて、大先輩である David Byrneと共演してました。なんだか若々しい曲で、エネルギッシュな Byrne先生の歌唱が素敵です。

・Jimi Tenor / Tony Allen - Mama England

アフロに向かう本格派としては、Jimi Tenorも居ました。Tony Allenとの共演アルバムが凄く楽しいです。土着の演奏家たちに混じってテンションの高い演奏を繰り広げています。こいつらみんなで来日しないかなあ。Meet The World Beat!!

・Tortoise - Northern Something

Tortoiseはフジロックでの演奏の後半が凄くって、目の前のGongをほっぽりだして隣のヘブンへ駆けた記憶がまだ鮮明に残っています。ギターのキレっぷりが凄まじかったのです。
アルバムもヒップホップアプローチを強化しつつ、ラテンなど多種多様なビートの遊びが混在するなかなかの仕上がりでした。特にこの曲が好きだなあ。

同アルバムより、このビデオの演奏かっこいい~。

・Caetano Veloso - Perdeu

Veloso先生も相変わらずお盛んなご様子で何よりです。アルバムの一曲目、丸っきりオルタナティブなギターサウンドと、丸っきりサンバなビート、そしてミニマムなアンサンブルにやられました。歌声も素晴らしいというパーフェクトな楽曲。

・The Horrors - Three Decades

Horrorsは、クリス・カニンガムやPortisheadのジェフ・バーロウと共作をしたバンドが居るという情報だけを頼りに購入してみたら良かった。初期のトンガった感じのNew Orderに、墓から出てきたイアン・カーティスが再加入したかのようなサウンド。正にホラー!!

僕も次の3月でThree Decadesを迎えるわけで、このタイミングかーという感じで色々とありました。もやもやと考え続けた2009年、この曲の言葉に勇気付けられたような気がする。

don't give up, stand tall, this is your hour
full of joy the boy within must try

forget your regrets.

・Robin Guthrie - Some Sort Of Paradise

クリス・カニンガムがプロデュースを手がけた上記のHorrorsとなんとなく同じ肌触りを持つこの曲、元コクトー・ツインズのRobin Guthrieのソロ作です。羅針盤も彷彿とさせるエヴァーグリーンなメロディーと、それでいてゆらゆら不穏な音像は90年代の頭のほうを思い出して安心します。こういう感じの曲をまだ作っている人が居てくれて嬉しいです。

挙げた曲はなかったのですが、同アルバムより別の曲を。

・Orchestre National De Jazz / Daniel Yvinec - The Song

フランス国立ジャズオーケストラが、Robert Wyattの楽曲を演奏するという企画盤よりWyatt本人がボーカルをとるこの曲。Wyatt以外にもYael Naimが"Shipbuilding"や"Just As You Are"を歌ったり、Camilleも参加してたりと楽しめます。Onjの演奏とWyattの楽曲もマッチしている。アレンジは角が取れて丸みを帯びる感じですが、ジャズへの指向性が浮かび上がってきて改めてWyattの偉大さを想う。

プロモーション用映像みたいなの。(7分くらいのとこで"The Song")

こちらも挙げた曲単品はなかったのですが、Yael Naim歌唱による"Just As You Are"を。これも良い。

・Prefab Sprout - Meet The New Mozart

今年何度も聴いた『Let's Change The World With Music』。もうタイトル書いただけで胸がキューっとなります。何事にも臆さぬような数々の言葉が心の柔らかい所にぐさぐさとささってきます。そして迷いの無い音選び。なんでこんなに真っ直ぐなんだろう。
2009年にこのアルバムが発売されて本当に良かったなあ。パティ・マクアルーンの病気は大丈夫だろうか…。

こちらも挙げた曲がない…ですが、同アルバムより"Sweet Gospel Music"を。

・Pascals - A Shine On Your Head

パスカルズは井の頭公園の動物園でのライブがとても良かったです。この曲はやっていなかったけど、Joseph Nothingのカヴァーというのに驚いた。底知れぬ方々です。
誰そ彼にご出演頂きたいとずっと思っているのですが、人数と楽器の多さからなかなか難しそう。…でもいつか、光明寺でパスカルズの演奏を聴いてみたい!

・Yo La Tengo - More Stars Than There Are In Heaven

みんな大好きYo La Tengo、未だ記憶に新しい12月の来日公演でもこの曲が一番よかったなあ。また新たなヨラアンセムの誕生ですな。この幽玄且つサイケ且つドローン加減がたまらないのです。

以上が、2009年印象に残った10曲でございます。
ライブのほうは、年始に行くはずだったDavid Byrneにどうしても行けなくなってしまったのが何よりの心残りです。今思い出しても悲しい。
良かったのは九段会館でのあがた森魚さん、クアトロのOriginal Love。夏以降は毎週フェスっぽい感じで、フジサマソニALEVARE、渋さ野音、京浜ロックパスカルズ動物園、と寒くなるギリギリまでROCK ONし続けてましたなあ。

誰そ彼は3回やりました。スイスオーストラリアスウェーデンと、色んな国からおもろい人たちがやってきて楽しみました。尺八のKenji Ikegamiさんのご縁からSaara Trioにもご出演頂き、また念願叶ってRocket or Chiritoriさんに出て頂けたのも嬉しかった。気付くと同年代(ラスト70's)が集っているのも面白い。

本願寺ライブは続けてきた事での成長を実感できたし、音泉温楽では色々学びました。(そして単純に楽しかった!)

今年も出来る限り色々とやっていきたいと思います。まずは1月16日に『誰そ彼 Vol.17』やります。皆様是非とも足を運んでください~。▼

::過去の関連エントリー::
2009年1月 - 2008年の10曲
2007年12月 - 2007年の10曲
2007年1月 - 2006年の10曲
2005年2月 - 2004年の10枚

投稿者 Takuya Endo : 12:18 AM | コメント (343)

December 26, 2009

12/24の大友良英トリオ

芳垣さんのドラムセット

*「新宿の熊本ラーメン屋で三十路前後の男女3名が「(一応)メリークリスマス」と乾杯。(店のおばちゃんが笑う)
なんとなく久しぶりのピットインの椅子に座り、缶のハイネケンで「(一応)メリークリスマス」
大友良英さんが「この過酷な環境の中来てくれてありがとう(笑」の挨拶の後に「メリークリスマス(照れ」

世間のメリークリスマスの雰囲気を背中に受けつつたどり着いたピットインもなんだか少しだけ特別で、オリジナルストラップをくれたり、慣れないイルミが飾ってあったりとほほえましい。

僕が座っている席も普段はステージのはずの場所。目の前には芳垣安洋さんの大きな背中があります。肩ごしの向こうにはバーカウンターが見え、その手前でパッとマッチが燃えてタバコの火が点るのが見える。
今回は客がバンドを囲む形でノンPAのフリージャズトリオ。僕から見て左手には大友さん、正面に芳垣さん(の背中)、右手のコントラバスは水谷浩章さん。いつものピットインとは違う景色にワクワクしていると、演奏がスタートしました。

前半はアルバート・アイラーの曲。とにかく音が澄んでいる。フリージャズだしなあと思ってなんとなく構えていたのに、イヤーエイクな感じが全然なくって音に浸かるのが気持ちいいんです。
あらいたての真っ白なバスタブになみなみと熱いお湯をはって、緑色のバスクリンをどばどばいれた風呂にざっぷんと入ったようなイメージが頭をよぎりました。毒々しい色をしつつも透き通っていて豊かな音たち。
芳垣さんを真後ろから見られるのはすごく面白かったです。背中の筋肉が相当で、打つ度に筋肉が動くのを見てるとこの方は鬼かと。シンバルとハットが打つ度にぐるぐるときれいにダンスをします。

フリージャズって、当たり前ですけどフリーなんだなあとつくづく実感しました。ジャズというでっかい容器があって、その中は自由。演奏者の個性や趣向、遍歴やら手癖(?)やら何やらが次々と現われては消え、また現われては消えてゆきます。「あ、ブルースのおっさんが通った」とか。プログレ武者もそこかしこ。打込み以降のビートや音色も…。他にも音楽のさまざまな記憶が波のように寄せては返し、この記憶のいくつかをフィルターとして捉えられた耳をしあわせに思う。豊潤なりフリージャズ。

そして2010年代はこのトリオでピットインを満員にする!と息巻く大友さん。本当にそうなるような気がしてきました。この3人が出す音は稀に見る程にピュアな音!だったので。▼

投稿者 Takuya Endo : 01:46 PM | コメント (585)

December 20, 2009

More Stars Than There Are In Heaven

*「年末ですねー。ここんところ毎晩お酒で、Yo La Tengoのライブみたのに感想が書けていませんでした。忘れないうちに。

会場は品川ステラボール。前日のクアトロでのゆら帝対バンは売り切れたようですが、単独公演は売り切れなかった様子で、前のほうでもゆとりのあるくらいの感じで観れました。

初っ端は新譜からの長尺曲"And The Glitter Is Gone"でスタート。いまいち乗り切れないなあなんて思いながらも、続く"Let's Save Tony Orlando's House"のイントロに胸が高鳴ります。この曲の入った『And Then Nothing Turned Itself Inside-Out』は僕の無人島に持っていく3枚の中の1枚なんです。このアルバムからやってくれるのはとても嬉しい。

Yo La Tengoのライブの楽しさはなんといっても3人が担当パートを替えながらの演奏にあります。とにかく曲が良いから三人分の楽器で十分なのです。
そして歌も三者三様に素晴らしい。特にこの日はジェームズの歌声が響きました。"Black Flowers"なんかは思わず涙が出そうだったな。

逆にアイラは不調な感じで、序盤は「あれっ?」と思っていたのですが、"Black Flowers"~"When It's Dark"とおとなしめの曲が続いた後に突如ぶつけてきたガレージナンバー"Watch Out For Me Ronnie"で大爆発!!楽しい!!!
そのまま、個人的にはニューアルバムのハイライトと思っている、ドリーミーなサイケ"More Stars Than There Are In Heaven"に突入。曲名が完全に楽曲をあらわしていますが、ステラボールに星空が浮かびました。美しい。

この感じ、これぞYo La Tengo!とようやく僕のテンションもあがってきたところで、"Autumn Sweater"、"Tom Courtenay"という大好きな曲の連投にやられました。Yo La Tengoのライブはいつもこういう美しい流れが用意されている。「うわぁ」って感じの。

ギターの音が本当に素晴らしい"Nothing To Hide"、早速ヨラクラシックになった感のある圧巻の"The Story of Yo La Tango"でギターノイズにまみれながら本編は終了。
リクエストタイムはあるのか?僕の尿意はもつのか?など等、期待と不安が入り交じる中お約束どおりのアンコールです。

一曲目は日本のモップスのカバー(とてもいい曲だった!)。そして、"You can have it all"!あのダンス。なんて愛しいバンドなんだろう。最早幻獣に近い存在に思われる。

この日一緒に行ったS夫妻は、もう一人のメンバーを加えた3名で、友達の結婚式においてこの曲のダンスを完コピしたらしいです(w
いつか僕もやりたい…。

そして『Electr-O-Pura』のからの静かなナンバーで終幕。

二回目のアンコールは出血大サービス"Sugarcube"で楽し過ぎました。"Rock 'n' Roll Santa"は何年か前の来日時もやってたな。確か、サンタの格好をしていた気がする。

最後の最後は、僕がYo La Tengoの曲で一番好きな"Our Way To Fall"をやってくれました。前回来日時も運良く行った日のセットリストにあったり、フジロック2003ではSun Ra Arkstraのホーンズを入れてやってたりと嬉しい事に何度か聴けているのですが、今回のはその中でも特に良かったです。
本当にいい歌。もう少し若い頃、クラブ帰りの始発電車で半分眠った状態で聴いていたのを思い出す。「We're on our way to fall in love...」▼

投稿者 Takuya Endo : 12:56 PM | コメント (304)

December 16, 2009

beautiful winkler

落ち葉の季節の光明寺

*「遅くなりましたが、誰そ彼 Vol.16終了しました!!

まずは beautiful winklerに大きな拍手を。
いともたやすく行なわれるマーヴェラスなドラミング。声で、ギターで、インプロとソングを行き来する3人はまさにタソガレの往来をマスターしておられます。

そして、saara trio。
スウェーデンのドラマーと、福岡のベーシスト、東京のピアニスト。楽譜とMP3のやり取りと、たった一回のリハで、ここまで素晴らしい演奏が出来るなんてジャズという音楽のシンプルな楽しさを教えてくれました。
勿論、そんな事ができるのは3人の高度なテクニックや作曲センスがあってのことというのはわかるのですが、、、
あの演奏を聴いて、単純に僕の口をついて出たのは「ズージャー最高~」の一言でした(笑

saaraさんは今回Winklerとの橋渡しをしてくださったのですが、ピアノの調律から機材の搬送はたまた予約フォームの制作まで!この会を成し遂げる為の重要な部分を担ってくださり最早、誰そ彼スタッフより誰そ彼スタッフでした。ご出演者なのに。
この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。今後ともよろしく!

そして、音泉温楽で結束を強めた仲間達が多くスタッフ参加してくれたのも心強かった!こちらもありがとうの気持ちでいっぱいです。
お互いの舞台に少しずつお邪魔しながら、各所でそれぞれが絶妙な距離を測りながら、向かう先の重なっている部分にときめきを覚えます。いくつもの綺麗なレイヤーが新たに見え始めている。
またたくさん酔っ払って川の字スタイルで寝て、起きた時にまとまりのつかぬ夢の話をする相手が6年前と変わらぬ幸せもある。
長く続ける楽しさと寂しさで、ほどける糸もありまた結ばれる糸もあって。誰そ彼の後にはいつもそれを強烈に感じます。
青春ゴーズオンて事ですかね。

誰そ彼

明けて日曜日、帰れなかった難民スタッフで打上げの残りもの(とはいえ、とても贅沢な品々)を活かした美しい食卓を囲み、少しずつ数を減らしながらも残るメンバーでいつもの散歩をしました。両国 to 門前仲町もなかなか色々発見があり楽しきかな冬の散歩。東東京は容易に江戸に潜れるのがいい。
何故か異様に閑散としたのらくロードを抜け、元祖バックパッカー松尾芭蕉大先輩にも年末のご挨拶が出来、夕方にはまたゆるゆると今宵の止まり木に吸い込まれていくのでした。
できれば毎日打上げしていたいなあ。▼


[誰そ彼 Vol.16 フォトギャラリー]

◆ 今回も機材ご協力の田口製作所さん。森ガールも注目のかわいいスピーカーも。
森スピーカー

◆ saara trio
saara trio

◆ 法話のようす
法話

◆ Winkler
Winkler

◆ 打上げでは暗闇ごはんのKAKUさんがベジタリアンでもOKな旨い鍋を。
 Winklerのうち一名がベジタリアンでしたが、日本酒がんがん飲んでました。
打上げのようす

◆ 両国から門前仲町への散歩の間に見つけた諸星先生っぽい風景。
諸星風の魚

投稿者 Takuya Endo : 01:53 AM | コメント (435)

December 05, 2009

Must Be Santa

*「サンタに違いない!そう思って扉を開けた少年の目に映ったのは、赤と白の衣装をまとったサンタのおじさんではなく、青と白のボーダー柄のユニフォームをまとったサガワのおじさんだった。
「この人がサンタだったんだ…。」

今に始まった事ではないですが、アマゾンさん依存度が高めな僕は土曜午前は大抵サガワのおじさんを待っています。まだかな、まだかなー。
とてもお腹が空いています。近所のトーホーベーカリーにパンを買いに行きたいのに、サガワがくるかもしれないから外出できないのです。たった10分、たった10分の留守を狙って、青白ボーダーのおじさんはやって来るかもしれないのですから。

ルートがあるのでしょうが、三鷹市下連雀6丁目の我が家にやってくるのは決まって11時半頃。それでも"午前中"のいつにくるかの保証はないのですから、待つのです。朝からコーヒー一杯だけでぺこぺこのお腹をおさえて待つ僕に聞こえるチャイムの音。
「サガワに違いない!」

今朝もそうでした。いつも通りの11時半過ぎに鳴るチャイム。扉を開けるとそこに居たのは「サンタ?」
いいえ、サンタではありません。いつもの青白ボーダーですからサンタでは無いのです。なのですが、サガワをサンタと見紛う程のいくつかの箱…。

amazonサンタ

少しやりすぎたのです。三十路手前の男が、ちょっとしたクリスマスプレゼントクラスのオーダーを知らずのうちにしていたのです。オーダー内容も大っぴらにするには憚られるような、キッズ感漂う品が含まれています。

とはいえ、実は自慢したくなる品なのでブログに書く事にしました。

半年以上発売が延期していてようやく届いたこのマウス!!トランスフォーマー デヴァイスレーベル『ダイナザウラー』!!
こんな感じのちょっと素敵なマウスが、、、

マウスかとおもえば

あっという間に変形して恐竜に!!

恐竜!?

デストロンマークが光るのもカッコイイ!!!
マウスとしての使い勝手は疑問符のつくシロモノですが、尻尾が伸びてUSB端子に差さっているこのサイバー感がたまりません。変形の作業久しぶりー。仏教青年会の一員ではありますが、なんとなくクリスマスっぽい気分を味わいました。

ディランサンタ

行列ができる前になんとかトーホーベーカリーに行き、コーヒーを淹れてクリームパンを頬張りながら、一緒に届いた Bob Dylan の "Christmas In The Heart" を聴こうと開封しました。すると、ジャケットスリーヴからはレコードだけではなくCDも出てきました。買う前には気付いてなかったのですが、まるっきり同内容が収録されたCDもついてくるのです。

なんとも嬉しいディランからのサプライズに僕は思う。
「Must Be Santa!!」▼

追伸:
最近、海外のご出演者が多いのと、光明寺のとあるご縁で『CNNGo』という米CNNのウェブサイトで誰そ彼を紹介してもらえることになったので、急ごしらえではありますが『誰そ彼Englishページ』を作ってみました。
誰そ彼のtwitterアカウントもとりまして、僕が頑張ってつぶやいてます。今の所頑張らないとつぶやけないので少々寡黙なtwitterではありますが、アカウントを持ってらっしゃる方はフォローして頂けると有難いです。フォローカウンターしますので。
正直twitterって何が面白いんだろう…って思ってたのですが、それでもつぶやいてみたら早速出演アーティストのリクエストもありなかなか活用できそうだなーと思えてきました。

>> 誰そ彼 英語ページ
>> 誰そ彼 twitter

投稿者 Takuya Endo : 01:29 PM | コメント (563)

November 22, 2009

魂だだ漏れ

*「僕が今年最も気に入った言葉 “魂だだ漏れ” は、友人が自らの母を形容した際の発言から。
今日見た映画『アンヴィル!』は、正に“魂だだ漏れ”のオッサン二人が美し過ぎる映画でした。もう二人ともいい年して魂漏らし過ぎ!
アンヴィルのリーダーのリップスなんか、ピュア過ぎてたまに話しながらトランシーな状態になっていて、ダニエル・ジョンストンに近い空気すら感じました。

久住昌之さんがブログで『This is it』とあわせて観る事をお勧めすると書かれていましたが、偶然にも同い年のマイケルとリップス。稀代の人物であり孤高のポップスターがちら見せする魂が輝く『This is it』に対し、50代にして青春真っ只中な"魂に足生やして歩いているような"オヤジそのものが光を放つ『アンヴィル!』。
どちらもきゅーっと胸をしめつけられる切なさが残りますが、暗くないのがいいです。結局笑顔に救われる。

渋温泉にあるお蕎麦屋さん「やり屋」のご夫婦が素敵で、僕たちみんなファンなのですが、特におかみさんが毎回名言を連発。
こないだの音泉温楽の打上げでお邪魔した際に“つらいことでも後で笑い話になると思うと、なんかにやけてきちゃうのよ~”なんて言ってたなあ。正に、僕らが今『アンヴィル!』を観て笑っている。

そして最後にリップスが話す言葉に共感し過ぎて涙が止まらなくなる。“何に満足し、何に妥協するか。大切なのは人との関係性で、誰とどこで何を経験したかだ”、要は共感です。
僕も最近つくづくそう思う。全ての行動は共感の希求に繋がっているのだなあと。
だったらまだまだ青春は続くわけだ。

帰ってきてビールを飲みながら、友人から借りていた『ライフ・アクアティック』のDVDをかけて、ビル・マーレイというオヤジに会う。こっちは魂がちびってる感じの愛しオヤジ。セウ・ジョルジのデヴィッド・ボウイの演奏も効果的で、後半のニクい演出にまたも涙を誘われました。

今はライ・クーダーの『The UFO has landed』を聴いている。様々なオヤジ達。もう一杯ビール飲んでから寝よう。▼


[追記]

付録:魂のときめきオヤジ名鑑(09.11.21付け)

☆ 魂だだ漏れオヤジ⇒アンヴィルのリップス

☆ 魂チラ見せオヤジ⇒MJ (オヤジとか言ってごめんなさい)

☆ 魂ちびりオヤジ⇒ビル・マーレイ

☆ 魂奏でオヤジ⇒ライ・クーダー

それで今朝僕がときめいたオヤジはこの方!

この方は何オヤジと呼べばよいのだろう??魂少年オヤジ???魂聖(セイント)オヤジ????
にしても、ディランがクリスマスアルバムとは、という感じですがこのビデオはとても楽しい。12/12の誰そ彼で(敢えて)かけてみたいと思うので、今からレコードを探しに行こう。

投稿者 Takuya Endo : 12:56 AM | コメント (612)

November 17, 2009

音泉温楽 Vol.1 終了!!

音泉温楽

*「音泉温楽 Vol.1終了しました!
心配だった天気も晴れ渡り、とにかく素晴らしい二日間になりました。サワサキさんの磁場に呼び寄せられた、お客さん、ご出演者たち、スタッフたち、そして渋温泉の皆さん、どちらを向いてもいい顔ばかりでとても楽しかったです。

12名編成となった誰そ彼チームと共に、目まぐるしく動き回っていましたが、合間を見つけては色々楽しみました。
まだ食べた事のなかった米龍さんのとうふラーメンを食べたり、金具屋さんの温泉も前回浸からせて頂いた浪漫風呂と双翼を成す素晴らしさの鎌倉風呂にも入れて頂き束の間の放電。
普段は入れない臨仙閣の温泉はお客さんのかけ湯のせいか、嵩が減ってましたが搬入疲れの足腰にじんわりときました。
地元アピール!との言い訳をしながら誰そ彼チームはこぞって志賀高原ビールを買い求め、遂に限定品も含めた全種類制覇を果たして大満足。
ライブ前に大湯上からオンエアされた、まぼろしの海賊FM局『たそがれFM』にも出演し、サワサキさんと「温泉にあう音楽について」トークしました。Robert Wyattの"Sea Song"と、High Llamasの"Sparkle Up"なんかをかけました。

一番心配だった、日曜の金具屋大広間へのお客さん達の入退場も杞憂に終わる程ののんびりムードが良かった。ライブをがつがつ見るわけではなく、ゆっくり温泉に浸かってから会場に来たり、途中で出て行っては街中を散歩したり。こういうイベントの楽しみ方ってもうみんなに浸透しているのだなあと感心しつつ、また今回来場のお客さん達の民度の高さを嬉しく思いました。
街の中に落ちていた大量のゴミをわざわざ受付まで届けてくれる人が居たり、ライブ中の「詰めてください!」の声にもすぐに反応してくれてドリンクやフードをもってぞろぞろと協力的。みなさん素敵でした。

そして、打上げは恒例のお蕎麦のやり屋さん。ここのご主人とおかみさんはなんて素敵な方なんだろう。今回も心にグッとくるエピソード満載でした。

前回のように街を色々歩き回れなかったのは残念な気もしますが、仕方がない事なのでまた旅行で行く事にします。

以下、イベントの模様を写真でご紹介。
(一部写真提供、シルバ・ダニエル君 from 誰そ彼チーム)

◆ 冬支度の渋温泉街
温泉街
行きの車で凄かった豪雨もあがり、それほど寒くはありませんでした。

◆ 初日のライブ会場、臨仙閣
臨仙閣 外観
10年前から営業していない旅館です。ここの地下広間で夜中までライブが繰り広げられました。

◆ スタッフ達の寝床
臨仙閣 寝床
そんな臨仙閣で寝ました。内装の戦国ムードに乗じて、兼次殿のふりをして女子部屋への侵入を試みるも失敗に終わる。

◆ スタッフ達の基地
路地の駅
ここが総合受付の路地の駅。普段はサンドバッグが吊られている。

◆ 臨仙閣のラウンジバー
06rinsen_lobby.jpg
臨仙閣の相当モダンな作りの地下ラウンジが、不思議なバーに変身。地ビールがぶがぶ。
奥ではDouble Famous DJチームの素敵な選曲が鳴っています。

◆ 歌恋会館では女将たちが…
歌恋会館
無料卓球場の歌恋会館では、渋温泉の美人女将さん達が抹茶を振舞ってくれていました。

◆ スタッフ達の食事
ライスonライス
「金具屋カレー味噌おにぎりのせ」で大満足!ケータリング担当の方が作った白和えや海苔の味噌汁もうまっ!

◆ 温泉寺で朝ヨガライブ!
朝ヨガライブ
明けて2日目の早朝6時半から、温泉寺にて朝ヨガ with サワサキさんライブは贅沢過ぎです!
この後に入った朝風呂@大湯がまた気持ちよかった~。

◆ 金具屋 秋モード
10kanaguya.jpg
風立ちぬ 二日目の会場にございます。

◆ 金具屋玄関
金具屋玄関
鎮座する大きな牛は子供たちが乗り回していた。ここから階段やエレベータを使ってライブ会場へと登ります。

◆ ライブ会場 『飛天の間』
飛天の間
ここが二日目のライブが行なわれる、金具屋の7階に位置する『飛天の間』!!

◆ Asa-chang & 巡礼
Asa-chang & 巡礼
トリ前のAsa-chang & 巡礼の演奏風景。この木造建築に響くタブラはたまりません。

◆ DE DE MOUSE
DE DE MOUSE
最後はDE DE MOUSE、今回はしっとりアンビエント・セットです。

◆ 大団円
Baby's Star Jam
ラストに代表曲"baby's star jam"をプレイして、観客総立ちの大盛り上がり!
笑顔!!笑顔!!

◆ 音泉温楽!!!
温仙人
終了後、出演に司会に大活躍だったホスト役、温仙人・サワサキさんと三本締め。
3歳の娘さんからの「とーちゃーん!」の声援に、本当に良いイベントだなあと、じーん。

また次回、絶対にやりたいです!!▼

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投稿者 Takuya Endo : 10:31 PM | コメント (513)

November 11, 2009

This Is It

*「月曜日、会社帰りに新宿で『This Is It』を観ました。
この映画で、つい最近までマイケルは素晴らしい仕事をしていたということがわかり、とても嬉しくなり、胸がいっぱいになりました。
特にメンバーへの指導がすごい。ダンスも歌も演奏も演出もMJはなんでもわかってて、自分の感覚的なところをメンバー一人一人に理解させようとする。それもとても真摯な姿勢で。対するメンバー達のMJのリクエストに応えたいという思いもびんびんと伝わってきてドキドキします。
それぞれの楽曲で使われる映像や舞台演出などは、お金とテクノロジーを投入して2009年版にアップデートしているけど、演奏や歌はあくまで観客が期待しているもの、則ち最初にレコードを聴いた時の感じをだそうというマイケルの意思。これは紛れも無く、一人の才能者が舵をとる世界最高レベルの現場なのだと実感します。

そんな最高峰の仕事場で、
リハなのに歌い過ぎちゃうマイケルや、リハなのに踊り過ぎちゃうマイケルや、それを反省するマイケル、
才能者でありながら、ビジネスを知りながらも、実に一アーティストの顔。
スタッフ達に「It's a great adventure」と言っていましたが、その気持ちがなにより素晴らしいです。

僕は映画を見終わって甲州街道を歩きながら、なんとなく岡村ちゃんの
「今、少年の情念で冒険をつかみとりたいぜ」
という歌詞を思い出していました。

生前ならば人目にさらされる事のなかったであろう映像により、マイケル神話は僕らの目線に届く距離まで降りてきた気がします。
そこには才能に満ち溢れた一人の人間が居ただけなのです。きっと。▼


投稿者 Takuya Endo : 11:26 PM | コメント (622)

November 08, 2009

土ボーイ思う、朝の中野、寺町通り

Beercan

*「昨日は誰そ彼の仲間と鍋。熊本出身のサイトウ君が作る博多風水炊きがおいしい。関東の人間としては白濁だしの水炊きに憧れるものです。ネギを手づかみでどかっと入れて食べるのもいい。ごちそうさまでした。

夕方から始めて深夜まで、何かしら飲み食いしながら長々といつもの世間話。
酔ってくると決まってお坊さんのスギウさんに仏教の質問をしたくなり、その話を聞くのがこの頃の楽しみなのですが、昨晩はアニミズムと仏教の関係性というアプローチから始まりました。

大昔、自然との付き合いがもっと密接だった頃、どんな国、どんな人種であれ、食うためには自然とうまくやっていくことが何よりも重要だったはずです。それで万物には神が宿るという考えの下、それぞれを敬うことで日々を生きていたわけです…ざっくりですが。
そんな積み重ねの信仰と共に暮らしていた人々のところに仏教なる、システム化されパッケージングされた高機能な外来のものがいきなりやってきたのですから、その頃の人々の驚きたるやどれほどであったのか、僕は気になります。「えっ?南無阿弥陀物って唱えてればいいの??」とか言ったのだろうか。

自然とのお付き合いという話では、以前誰そ彼メルマガの連載『タソガレ往来紳士録』にてことわざのことを書きました。ことわざの中には正にアニミズム的なものがあります。天気を知る為の知恵などを、覚えやすい短いフレーズにしたという。
そのことわざが妖怪に転じていたり、ことわざにはなくとも土着的な信仰が妖怪化していたり、「ちょっと覚えておいてほしいTIPS」な知恵などが妖怪に込められている事もあるのです。
アニミズムがテキストににじみ出ていることわざに対し、絵ににじみ出ているのが妖怪、という構図が浮かび上がり、鍋を前にして膝を叩いた夜でした。

広く浸透させるために、扱い易いサイズにブレークダウンしてツール化しちゃうというのは、「南無阿弥陀物」が究極だなあと思います。「南無阿弥陀物」の字面や音から何かがわかるのではなく、「南無阿弥陀物」は"思いを馳せる"ためのトリガーであるという点がすごい。してやられた!という感じです。

---

狂騒の夜はあっという間に更け、また知らないうちに眠り、早めに起きちゃったので帰り道の中野はブロードウェイに寄り道。あのアーケード街がちょうど始まる時間帯で、僕らが歩けばシャッターが開いていく。こんな時間のブロードウェイは始めてかも。良いムードの喫茶店でモーニングセットを頂いたのですが、僕らは朝のブロードウェイで目撃してしまったのです、彼を。
誰を?
THIS IS IT! マイケル・ジャクソンさんを。

「NOODLES」とかゆうファーストフード店の開店記念かなんかで、店頭にマイケルコスプレのお兄さんと、パイレーツオブカリビアンのジョニーデップのコスプレのお兄さんが立ってビラを配っていたのです。意外に再現度が高くて異様。凄く低姿勢なマイケルが「昨日開店したんです!」なんて言って見つめてくるので、思わず目をそらしてしまう。ミスター・ロンリー。

「今マイケルがいるんだけど、」なんて電話をかけている人がいたり、ブロードウェイ商店街のBGMがライヒ風のミニマルミュージックだったり、その状況のサイケ加減にクラクラしてしまいました。朝10時の中野。

---

午後は、先週突然居なくなって見つかって愛着が増した自転車に乗ろうと決めました。既に午後3時をまわっていたので遠出はせず、まだ行っていない久我山方面を攻めようと地図をみたら「寺町通り」という寺院密集地帯があったので、そこを目指す事に。

道が狭くて嫌いな連雀通りを伝って、三鷹台団地通りに入ります。三鷹台団地は建替え工事が行なわれ、現在は誰も住んでいない旧団地と新しい団地が建っています。旧団地はノスタルジー残る静かな場所になっていて、通ると凄く寂しい気持ちになるのですが、団地っこの自分の原風景と通じる所があるせいかついつい覗いてしまいます。

三鷹台団地

団地通りを抜けると人見街道。人見街道はなんとなくオッサンの雰囲気。ゴルフとかテニスをやるオッサンたちの道な感じです。
目指す寺町通りは意外にすぐに着いてしまって、入っていくと線香の落ち着く匂い。立派なお寺さんが立ち並んでいます。寺の敷地って必ず太くて高い樹が立っているのがいい。しかもこの時期は葉が黄色くてとてもきれいです。この、葉の壁とか!造園職人の執念を見る思いですね。

葉の壁

色々見た中で一番素敵と思ったお堂は妙祐寺さん。玄関を見ると「浄土真宗本願寺派」とある。なんとなく築地本願寺を想起させる建物ですね。

妙祐寺

走り始めた時から妙な乗り心地だったのは、タイヤの空気が少なくなっているせいで、自転車屋さんを求めて久我山駅に向かいます。松葉通りをあがっていくと久我山駅に着きます。

踏み切りのところで人命救助の現場を目撃したり、カルピスソーダ500ml缶片手に散歩する元気なお爺さん、家庭菜園にのめり込んで前傾姿勢のマダム、狭い道を僕とすれ違う洒落た外車のクラクション、それぞれの午後のシーン。

曲がりたくなる路地

自転車屋もムードよさげな喫茶店も見つからないまま井の頭線と併走し、井の頭公園へ突入。行なわれている球技の数々と西日射す紅葉が鮮やかに映えています。
コーヒーとドーナツを買ってベンチに座るが、どっちもなんかうっすい。こういうのは好みと違うなあと思い、昨晩の水炊きその他の濃いイロイロを頭に浮かべるに、今日はこれくらいがちょうどいいのかなと思ったり。胃の頭公園、寒くなってきたのでしめじを買って帰る。▼

胃の頭公園

投稿者 Takuya Endo : 07:18 PM | コメント (520)
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